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手軽にできる海洋保護、海底のゴミ拾い

これまで以上に海洋保護に力をいれていく

ドリュー・リチャードソンからのメール

PADI CEO兼社長のドリュー・リチャードソン氏からPADIメンバー宛にメールが届いた。

ドリュー
ドリュー・リチャードソン

要約すると以下のとおり。

「世界中がひとつとなって祝う2021年4月22日の Earth Day。

PADIより海を守るための組織的な取り組みについてのお知らせがあった。

私たちが大切にしている海への脅威が益々高まっている近年、それを食い止めるためのダイバーが果たすべき役割が益々大きくなっている。

30年以上にわたり、PADIとProject AWARE Foundation はパートナーシップを結び、インパクトのある保護活動を共に行なってきた。

この実績は、PADI AWARE Foundation に進化することで引き継がれる。

海の将来に対する投資は非常に重要であるため、運営とその活動に直接的な支援することになった。

認定するすべてのPADIダイバーがPADIコースを受講することによって海を救う事に役立つ。

海を守るためには、私たち全員がそれぞれの地域レベルにおける様々な活動を行う必要がある。

そのためこの助成金は、世界中のPADIダイブセンターとリゾートに対し、各地域における海を守るための活動に対する必要な資金として提供される。

PADIは、何百万人の熱心なダイバー、128,000人のPADIインストラクター、6,600のPADIダイブセンター&リゾート、海洋保護の取り組み、地域的な参加を促す活動を行う。

私たちは今後も皆さんが参加・支援できるプログラムを発表していく。

海が必要としている活動に積極的に参加していただきたい。」

簡単に言うと

海を守るための環境保護を今まで以上に力をいれて続けていく。

そのための資金を準備しながら海洋保護するためのプログラムを作り発表する。

海が必要とする活動に是非参加して欲しい。

ダイバーひとりで直ぐできる海洋保護

ひとりで何ができる

ダイバー1人がダイビング中にできる海洋保護は何ができるのか?

1個人ができることはけっして大きなことではない。

できることの1つ、水中にゴミを捨てない。

基本的な考えは海をそのままにしておくこと。

生物を獲らない

漁をして生活しいるなら魚貝を獲ることは仕事。

けれどリクレーションダイバーが魚貝を獲れば環境破壊につながる。

その数は果てしない大きな数になる。

魚貝はじっくり見て、手では取らずカメラで撮る。

フィンで蹴ってる?

静かに見た後に泳ぎだす。

その時に今まで見てたものを蹴って去るダイバーがいる。

先日の出来事、イソギンチャクに棲むイソギンチャクモエビを静かに見ていた。

見終わり、泳ぎだしたそのダイバーは砂煙りをあげながら、イソギンチャクの上を泳いで行った。

イソギンチャクモエビはその水流で何処かへぶっ飛び、イソギンチャクは固いフィンのカドにあたり重症。

その後、縮んだイソギンチャクが大きく触手を広げることはなかった。

残ったのは砂煙で見えなくなった水底。

犯人は自分がしでかした罪を知らない。

サンゴを折る

レジャーダイバーなら故意にサンゴを折って持ち帰る人はいない。

けれど足元にあるサンゴに気がつかず、フィンで蹴り折っている人は多く見る。

サンゴがあるのを気付いていながらフィンのコントロールができずに蹴り折る人もいる。

多くのダイバーがサンゴを蹴り折ればサンゴはやがてなくなる。

最高の中性浮力スペシャルティーコース

中性浮力(中層に浮く)が上手になるコース(Perk performance buoyansy specialty course)。

最高の中性浮力スペシャルティーコース(略してPPB)最初からあったコースではない。

30年ほど前に作られた。PPBcカードその目的はサンゴを蹴り折るダイバーをなくすため。

BCDを常用しない昔のダイビングでは中性浮力という技術はなかった。

PPBはダイバーの基本ともいうべき大事なスキル。

ダイバーになったら最初にマスターしたい技。

ゴミ1個を拾う

ゴミがあったら拾って帰る。

魚貝は獲らず、ゴミを拾う。

大きすぎるゴミは危険を伴うのでノータッチ。

多すぎるゴミもリスクがある。

1ダイブで1~3個だけで良いので気になるゴミを持ち帰る。

専用のゴミバッグを持参すると良い。

ダイバーひとりが1回1個のゴミを持ち帰れば相当な量になる。

最近の釣り糸

釣り場と併用しているようなダイビングポイントでは放置された鉛オモリやルアー、釣り糸などが多く見つかる。

ダイバー以外には回収することができない海洋ゴミ。

ルアーなどは多方面に針がついているのでBCDのポケットに入れれば穴があく。

専用の容器があると便利。

釣り糸などがあれば水中ナイフも必要になる。

ゴミルアーとPEライン

最新の釣り糸は繊維を編んだPEライン、手の力では切れない。

クモの巣のように絡んでいる場所もある。

拾ったゴミは直ぐに捨てる

水底にあったゴミには多かれ少なかれ付着物がつく。

コケムシやフジツボ、サンゴ藻などの生物。

放置すれば腐敗集が強くなる。

直ぐに海のゴミは廃棄処理する。

水中ゴミ

エキジット場所に専用のダストBOX

いつも思うのは拾ったゴミの捨て場所に困ること。

陸上に持ち帰ったのは良いのだが捨てるゴミ箱がない、または遠い。

ゴミ箱がみつからない場合は臭いを閉じ込めながら自宅まで持ち帰って処理するしかない。aware

エキジット場所に専用のダストBOXがあるといいのだが。

ゴミ処理を頼めないだろうか。