サザエ

サザエがない

昨年から頼んでいたサザエごはん。

台風の影響でサザエが捕れなくて出来ないと断られ、代りのものを用意してくれると言っていた。

けれど年賀状が届くとそこにはサザエごはんを用意してお待ちしていますと綴られていた。

今は禁漁時期なのでサザエ漁はできない。

昨年のうちに船長が素潜りで捕っておいてくれた。

サザエは深場

浅い所には無く、苦しいのを我慢して深場へ潜って捕ってきたサザエ。

みな大きい、中上は特別に大きい。

見てる前で素早く殻を外して中身を取り出していく、手慣れたものだ。

6個の大ぶりサザエは5分もかからずに炊き込みように下処理される。

サザエ、米、水、醤油、みりんを入れてガス釜で炊き込む。

スルメイカの一夜干し

海水で味付け

スレメイカの一夜干しもその場で作る。

冷凍したイカは海水に浸けて解凍する。

解凍出来たなら真ん中から開き、内蔵と骨を取る。

1時間以上海水に浸けておき、後は風通しの良い場所で表面を乾かせば出来上がり。

塩は天然の海水だけ、薄めたり、塩を足したりは一切しない。

そのまま天然の海水の塩とミネラルのみ。

これが塩味よろしく本当に旨いのだ。

教えてくれたの今は亡き先代の船長政雄さんだ。

過去にこの方法で船上でアカハタとオオメカマスの干物を作ってみたが良い具合の塩味で旨かった。

焚火で焼く

イカはドラム缶の焚火で焦がさないように焼く、火が強すぎれば炭になる。

網の上でも火の強い場所、弱い場所がある。

何回もひっくり返しながら焼け具合をさぐる。

焼きあがったらすぐ皿の上に

黒っぽくなりすぎているのは焚火につかった材料に松の木があり、松ヤニの脂だと船長が笑っていた。

このままだと食べにくい、手で割くにも熱すぎる。

食べやすく切る

生板の上で食べやすい太さに細かく切る。

この一手間で食べ易さ=旨さにつながる。

さらに食べ進んだらマヨネーズ、それに一味、七味唐辛子を混ぜて味を変えていく。

ワイルドな旨さが喉をとおる。

サザエごはん

炊き立て

待ってました!

山盛りサザエごはん、炊きあがり。

色艶が美しい。

薄く細かく切ったサザエに歯ごたえがあり、ごはんがほんのり甘い。

優しい味で体を温めてくれる。

モツ煮

さらにモツ煮まで用意してくれた。

匂いも無く柔らかく煮込まれていた。

サザエごはんをおかわりして腹いっぱい、イカも完食、ちょっと食べすぎで腹がきつい。

船長、ママ、ご馳走様でした、有難う。

体も心も温まり伊豆山港を後にした。