イソギンチャクカクレエビ

秋に出現

秋の江之浦には毎年必ず現れるエビがいる。

江之浦だけでなく伊豆半島、沖縄や赤道の下の海にもいるエビ。

名前をイソギンチャクカクレエビという。

イソギンチャクが好き

クマノミと同じようにイソギンチャクが好きで棲むところは決まってこの中だ。

体が透き通り小さい時は何処にいるのか見分けがつかない。

目の部分が白く右目と左目が白い線でつながっているので辛うじて見つけることが出来る。

成長すると尾の先が黒くなりオレンジの斑点が出てくる。

腰の頂点の白も目立ってくる。

仲良くつがい

ほとんどの場合、2匹つがいでサンゴイソギンチャクに棲む。

オスの方が小さく、メスの方が大きい、12月から1月頃に抱卵する。

水温が16℃を下まわる1月末頃に居なくなる。

暖かい水温が好きなエビなので死んで誰かに食べられてしまうのだろう。

今なら、つがいでサンゴイソギンチャクを家として暮らしている。

サンゴイソギンチャクを見つけたら静かに覗いて見て欲しい。

ウツボは怖いか?可愛いか?

引く姿

そして一年中見られる魚の中には皆が怖がるウツボがいる。

体が蛇のように細長くニョロニョロと泳ぎ、目は小さく顔は怖い。

視力はあまり良くない。

魚としては珍しくウツボは人間の腕にあたる胸鰭が無い。

時おり口を開けてはパクパクと威嚇するような動作を見せる。

口の中には鋭利そうな歯が見える。

臆病

けれど一般には外見ほど気は荒くない。

どちらかというと臆病な性格だ。

ウツボから見れば人間の方が何倍も大きく、襲われないかビクビクしている。

口を開けて威嚇するぐらい許してやって欲しい。

いつもは穴や岩の下の隙間に棲み、顔だけ出している。

時おりエサを捜しに水底近くを泳ぎまわる。

エサは魚やタコ、エビ、カニなど。

通常、水中でウツボに出会うことは良くあること、しかし今まで一度も噛まれことはない。

けれどウツボにいたずらをして噛まれたダイバーを3人ほど知っている。

ウツボに噛まれないようにするためには

  1. ウツボの目の前に手を出さないこと。
  2. 穴に手を突っ込まないこと。
  3. ウツボに餌付けをしない、またエサを持たない。

ウツボを離れて見ている分には問題はない。

怖ければ遠ざかれば良いだけ。

釣り針外して!

こんなウツボを見つけてしまった。

何?

楊枝のようなものを銜えている。

けれどそれは楊枝ではなく、ビニール管。

このウツボは釣り針が口に刺さったまま、どうすることも出来ずにコチラを見ていた。

釣り針を外してくれと言われているように感じる。

でも噛まれるのでムリ!

針の付いた糸が切れにくいようにするためビニールで覆っている仕掛けを使用していたようだ。

けれどウツボの力は強く、簡単に糸を切ってしまった。

魚は針を自分で外せるのか?

魚は釣り人から逃げた後に針を簡単に外してしまうと聞くがとても簡単ではなさそうだ。

人間が都合良く考えている妄想のようにも感じる。

少なくても針が刺さっている間はエサを食べられないのではないだろうか。

中には針が外れず死んでしまう魚もいるはずだ。

この後、このウツボはどうなったのだろうか。

何もできずに写真だけ撮ってその場を去った。