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27年間あまり咲かなかった椿が満開、でもツバキでなくサザンカだった

27年間あまり咲かないツバキ

なぜ咲かない

27年前に区からもらったツバキの苗。

猫の額ほどの庭に植えた。

陽当たりが良く無いせいか毎年あまり花を咲かせない。

シーズン通して3~8輪

サザンカ冬になると赤い花を咲かせるのだがシーズン通して咲くのは3~8輪ほど。

高さは180cm以上ある。

近所のツバキと比べると少なすぎる。

昨年は花一輪だけ

昨年の冬は1輪の花しか付けなかった。

あまりにも寂しい。

不吉な感じのする一年だった。

ついに紅椿満開

70輪以上咲く

それが今は70輪以上の花が咲いている。

咲き始めたのは昨年末の12月。

蕾は既に50個以上つけていた。

紅椿満開

満開の時期を楽しみにしていた。

今は咲くも見事な紅椿。

27年間一緒に暮らして初めての満開。

人間社会と同じ

古い花は萎れて落ちていき、新しい蕾が花になる。

新しい花もやがて落ち、次の時代の蕾が花を咲かせる。

人間社会の生き様にも似ている。

上下二段のツバキ

この紅椿はもうひとつ変わったところがある。

それは上下二段に茂みが分かれていること。

下段の茂みは枝量も多く花も咲く。

上段の茂みは今まで花をつけたことがない。

それが今年は数こそ少ないが上段の茂みにも花を咲かせた。

花の数を数えるのが楽しみ

毎朝、花の数を数えるのが楽しみになった。

今年に入って毎日50輪以上の花を付ける。

今まで一度も見たことない光景に心弾む。

何か良いことが今年は訪れてくれるような気配がする。

メジロがやってきてツバキの花の蜜を吸う

揺れる小枝

そして昨日の夕方面白いものを見た。

縁側の片隅に座っているとツバキの小枝が不規則に揺れる。

全体が揺れるのではない。

一部の小枝と花だけが微妙に動く。

風のしわざでないとすると何?

目の周りが白い小さなメジロ

静かに視線を向けると小さな動物がいた。

スズメよりも一回り小さい。

体色は緑。

目を見ると周囲が白で縁どられている。

久しぶりに見るメジロだ。

花蜜を吸うウグイス色のメジロ

細い枝につかまり、体を半分懸垂するような姿勢でツバキの花の蜜を吸っている。

あまり量は出ないのか?吸いつく花を小刻みに変える。

そして飛びだった。

メジロがこの小庭にいるのを見たのは初めて。

小柄で可愛い体、ウグイスにはない綺麗なウグイス色のメジロだった。

ツバキではなくサザンカ(山茶花)だった

ツバキへの疑問

実はこのツバキ。

前から少し疑問に思っていることがある。

もしかしてツバキではなくサザンカなのではないかと最近思っている。

ツバキとサザンカは近似種で見分けは難しいと前に調べたことがる。

椿と山茶花の見分け方

葉っぱを見れがやや小さめ(サザンカの特徴)。

そして葉縁がギザギザとハッキリしている(サザンカの特徴)。

サザンカ
ギザギザしたサザンカの葉縁

花の咲く時期のメインは1月(椿の開花シーズン)。

そして、今年は花の量が多いので落ち方も良くわかる。

花びらが1枚づつ落ちていく(サザンカの特徴)。

サザンカ
サザンカの散り花

ツバキなら花が根元からソックリ落ちる。

ということで新しい発見。

今までツバキだと思っていたけれど実はサザンカだった。