愛着の腕時計

シチズンからの電話

シチズンサービスセンターから電話がかかってきた。

「お預かりした腕時計ですが販売完了してから年月が過ぎ交換するパーツが無くなりました。電池交換は出来るのですが保証ができません。今後水没などのトラブルが生じても保証外になります。それでもよろしければ電池交換をさせていただきます。」

という内容だった。

電池が無ければ役立たずなのでとりあえず電池交換をお願いした。

通常メーカーは商品の販売を中止してからオーバーホールメンテナンスのため7年分のパーツを取り揃えておく。

7年以内にパーツが無くなればそれで終了となる。

たぶん交換するべき防水用のOリングが無くなったようだ。

古くなったので仕方ない。

ハイパーアクアランド

時計表示

シチズン プロマスター ハイパーアクアランド長年愛用のダイバーズウォッチだ。

メインボディーはチタン製、表面リングはステンレス。

ベルトはウレタン。

電池寿命3年。

使用したことはないが潜水データをパソコンに転送できるその頃世界最新のダイバーズウォッチだった。

23年愛用

1995年から

1994年6月に発売を開始、1年後の1995年に58,000円で購入した。

23年使用している。

寝ている時も腕に装着しているので体の一部のようで愛着がある。

2010年頃に完売し、市場から姿を消した。

1994年頃のダイバーズウオッチですべての情報をデジタル表示する機種は稀だった。

また潜水直前にスイッチ操作をしなければいけないものがほとんど、スイッチ操作の必要なく水中データを表示してくれるものは無かった。

全自動

ハイパーアクアランドはスイッチ操作不要すべてがオートマチックだ。

今の時代ならあたりまえだ。

軽く使い易いので現在も使用し続けている。

ほぼ同時期にCASIOからログメモリーというデジタル表示のダイバーズウオッチが発売されていたが潜水前10分以内にスイッチを入れて使うものだった。

度々スイッチを入れ忘れるので不便。

ハイパーアクアランドは、水中では深度、潜水時間、水温を表示する。

ログデータは月日、各日毎の潜水回数、潜水開始時間、潜水終了時間、潜水時間、最大深度、平均深度、水温を見ることができる。

ログブックを記入するための必要データがすべて揃っていた。

ログ表示

ダイバーズウォッチとダイブコンピューターの違い

ダイバーズウォッチとダイブコンピューターの違いは、減圧症にならないように残り何分潜れるかを計算と表示するものがダイブコンピューター、その機能がないものがダイバーズウォッチだ。

そのためダイブコンピューターの腕時計タイプはやや大きくなる。

ダイバーズウォッチがあっても水中にはダイブコンピューターを別に準備していく必要がある。

ダイブコンピューターがあればダイバーズウォッチがなくても問題ない。

しかしログブックを記入するときはハイパーアクアランドだけで事足りる。

小型軽量、操作も楽で非常に便利だ。

そんな愛着のあるダイバーズウォッチだがこれからはいつ水没するかはわからないと宣言されてしまった。

修理あがり

1か月

電池交換が終わり戻ってくるまでおよそ1か月の日数がかかった。

やけに長い、そんなに時間は必要ないはずなのに。

電池交換完了、けれどOリングなどのパーツ交換はしていない、また水没のテストもしていない。

保証されなくても役に立つ

水没の恐れを胸に秘めながら腕につけて今までどおりに海へ潜ってみた。

曇ることも水が入ることもなく今まで通りの働きをしてくれた。

電池寿命の3年後までは活躍してくれるだろう。

今も左腕には愛着の時計が巻かれている。