ズワイガニ漁解禁、地方で違うズワイガニの呼び名
ズワイガニ漁今日から
初出漁
11月6日、ズワイガニの底引き網漁が午前0時、富山県、石川県、福井県、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県の日本海で解禁。
各港から多くの漁船が5日夜に出港し、日替わり午前0時の合図で一斉に海へ仕掛けを投下。
深度は200~600mの砂泥地、冷たい水域を好む。
ズワイガニ漁は主に沖合底びき網漁がおこなわれているが、カニかご漁や刺し網漁も行われている。
漁期は11月6日解禁でメスは年末12月31日まで、オスは来年3月20日までとなる。
大きさと寿命
オスは足を広げると70cmほどになるがメスはその半分ぐらい。
産卵期は初産のときは6~8月で、その後は2~3月に産卵する。
甲羅幅9cm以下は漁獲禁止で放流。
オスが甲羅幅9cmになるまで11年かかり、寿命は15年。
日本国内のズワイガニの漁獲量は6000トン前後。
輸入物はロシアやアラスカなどから10倍の60000トンが輸入される。
色々な呼び名
ズワイガニは水揚げされる地域や雌雄によって呼び名が変わる
福井県ではオスのズワイガニをエチゼンガニ。
島根県、鳥取県、兵庫県では松葉ガニ。
石川県では加能ガニ。
京都府間人(たいざ)では間人ガニ(たいざがに)。
兵庫県津居山では津居山ガニ。
地域によってはブランドとして土地の名を付けている。
本ズワイガニもズワイガニのこと。
またメスをセコガニ、セイコガニと呼ぶ地域もある。
ズワイガニの種類
ズワイガニの仲間にはズワイガニ(オピリオ種)、オオズワイガニ(バルダイ種)、ベニズワイガニの3種類がある。
ズワイガニ(オピリオ種)は日本海やオホーツク海で捕れる一般のズワイガニ。
オオズワイガニ(バルダイ種)はベーリング海で捕れる輸入物のやや大型のズワイガニ。
ベニズワイガニは日本海で捕れ、ズワイガニよりも深い水深800~1500mに生息し、カニかご漁で漁獲する。
茹でると鮮やかな赤になる。
初競り
昨年、鳥取の初競りでの最高額は1匹のズワイガニが130万円。
地震による風評被害もあり、ご祝儀相場。
兵庫県で今日の午後の初競りでの最高値は1匹108万8880円。
クロマグロと並んで高値。