「ずいずいずっころばし」の物語
童話 ずいずいずっころばし
ずいずいずっころばし歌詞
今、ラジオから「ずいずいずっころばし」の童謡が流れている。
「歌詞」
ずいずいずっころばし ごまみそずい ♪
茶壺に追われて とっぴんしゃん ♪♪
抜けたら どんどこしょ ♪♪♪
俵のねずみが 米食ってちゅう ちゅうちゅうちゅう ♪
おっとさんがよんでも おっかさんがよんでも 行きっこなしよ ♪♪
井戸のまわりで お茶碗欠いたのだ~れ ♪♪♪
子供の遊び
懐かしく思い出し、聞いていた。
兄弟で両手にぐうを握って唄いながらぐうの中心を指で一つづつ触り回って行く、そんな遊び。
その頃は意味も知らずに唄っていた。
「ずいずいずっころばし」は江戸時代のわらべ唄。
「ずいずいずっころばし」の意味
江戸時代のお茶壺道中
江戸時代に京都の宇治茶を徳川将軍家に献上するため、茶壺に宇治茶を詰めてを運んだ。
このときに大名行列のような行列が行われた。
これを「お茶壺道中」と呼び、住民は土下座を強要された。
行列が来たから家に隠れろ
農家で胡麻味噌を作っていると、将軍へ献上するための新茶壺を持った行列が来た。
慌てて家に入って戸を閉めて行列の過ぎるのを隠れて待った。
静かにしているとねずみが俵の米を食ってちゅちゅうちゅう泣く声が聞こえる。
父さんや母さんが呼んでも外に出ちゃだめ。
井戸の周りでお茶碗が割れる音がする。
大名行列から子供を守る
お茶壷行列は大名行列と同じ。
無礼があったら切り捨て御免の罰則。
何も解らぬ子供たちが間違ってお咎めを受けないように親が家の中で静かにしてるように言い聞かせる。
その時代、ある殿様に仕えていた小僧が誤って大切なお茶碗を割ってしまい、その罪を償うために井戸に身を投げたという話があった。
井戸の方でお茶碗が割れる音が聞こえた気がする?
その小僧さんの話が蘇る。
「ずいずいずっころばし」わらべ唄の内容。
2番もあった?
そして「ずいずいずっころばし」は2番もあった?
ずいずいずっころばし ごまみそずい ♪
なんべんやっても とっぴんしゃん ♪♪
やめたら どんどこしょ ♪♪♪
こたつの子ネコが ころんでニャア ♪
ニャアニャアニャア ♪
とだなのネズミが それ聞いてたまげて 腰ぬかしーたよ ♪♪
井戸のまわりで お茶碗欠いたのだ~れ ♪♪♪