与那国ハンマーヘッドシャーク100匹以上
3月10日3ダイブ
午前1ダイブ目西崎、魚1匹も見ない
青空広がる早朝。
与那国島の朝は暗い。
緯度の関係で東京より1時間ほど日ノ出が遅い。
am 09:00 九部良避難港を出港。
日本最西端の与那国島、さらに西端の西崎に潜る。
海に飛び込めば水温23℃、透明度30m以上。
うっすらと水底が見える。
水底の深度は50~60m。
潮の流れにまかせて中層をドリフトダイビング。
時おり見えるのは青いウロコ。
餌食になったウメイロモドキの一鱗が何事もなかったように煌めく。
初日1ダイブ目、1匹の魚も見なかった。
午前2ダイブ目、九部良バリ
休憩後午前中に2ダイブ目。
天気上々、気温24℃。
西崎を回り、九部良バリにエントリー。
西崎に比べると潮がやや白っぽい。
西沖に向かってゆっくり捜す。
潜降後7分、ムロアジが通過。
そして群れは現れた。
岸側前方。
30匹以上のハンマーヘッドシャーク。
大きなものは胴周り一抱え以上。
泳いで近寄ろうとするがこの群れは嫌がる。
近づいた分だけ遠ざかる。
諦めて戻る。
今度は逆に北方面をせめる。
まもなく股の間に後ろからやってきた。
こいつもデカイ!
近い!
7匹が同じ方向へ泳ぐ。
とてもハンマーのスピードには敵わない。
徐々に差を広げられる。
右側には多くの群れが続く。
前にも、下にも、後ろにも。
最初見ていた7匹は大群れの一部だった。
午後3本目は海底遺跡
昼食の日本そばを食した後、3本目は海底遺跡ダイビング。
他の人々は全員ハンマー狙い。
遺跡行きの船が出たのは16:00過ぎだった。
与那国島の日の暮れは東京より1時間以上遅い。
3月11日3ダイブ、ハンマー狙い
午前1ダイブ目、九部良バリ
昨日と同じポイント。
潮はやや白い。
ハンマーの気配はあるが姿無し。
見たのはテングハギモドキ、ムロアジ、ムレハタタテダイ。
午前2ダイブ目、西崎
ダークな世界が広がる。
静けさの中に自分の呼吸だけが聞こえる。
虚しい30分。
午後3デイブ目、西崎
いよいよ今回のラストダイブ。
泣いても笑っても後はない。
潜降後、時間だけが過ぎ、ダークブルーの世界だけが続く・・・
と思ったが潜降してすぐに現れた。
最初は1匹。
大きく、腹の色は白、背中はグレー。
側に寄っていくと全部で9匹。
一緒にいたいが深すぎる。
コンピューターを見ながら数分で浮上を開始。
2月は暗黒の世界
他のチームはほとんど見られていない。
2月は見られず暗黒の世界。
ガイドにかかるプレッシャーは大きい。
見られると見られないでは大きな差がある。
5ダイブ中、2ダイブヒット。
内1ダイブは100匹以上。
今年の与那国島は当たり🎯