空はなぜ青い?海はなぜ青い?
空が青く見えるのは
青い空
空いっぱいに広がる青い空。
いつ見ても気持ちいい。
いったい何処まで蒼いのか。
太陽からの光
光は太陽から発せられ宇宙空間を通り、地球に辿り着く。
太陽からの光は恵みとなって大地に降り注ぐ。
この光のおかげで地球上の植物も動物も生きられる。
大地は光を熱に変え、植物は光を栄養に変える。
太陽の色
人間が見る太陽は白っぽい。
可視光線の虹の7色が混ざり合って見える。
7色は波長の短いものから順に紫色、藍色、青色、緑色、黄色、橙色、赤色と並ぶ。
可視光線の紫より波長が短いものが紫外線、赤より波長の長いものを赤外線と呼ぶ。
なぜ青色だけ空に広がる
波長の短い紫色や青色は地球の大気圏に入ると、直ぐにチリなどの粒子にあたり反射、屈折して四方八方へ散乱。
その中で紫色は人間にとって視認しづらい。
波長の長い赤色は細かい粒子にあたりづらく散乱が弱い。
青色は何度も粒子に当たり空一面に広がっていき、空が青く見えるようになる。
海はなぜ青く見える?
青色だけが水中深く届く
空が青いように海も青い。
透明度の良い深い海では海が青く見える。
赤色は水の分子に吸収されて水面近くでなくなる。
青色は水中深く通過していく。
透明度の良い深い海では、この深くまで届く青色の光が見えている。
水底の色が混ざる
水深が浅い海域では海が青く見えない。
これは水底の色が見えるため。
水底が黒ければ黒っぽい海の色。
白砂の海底ならば明るい海の色になる。
サンゴ礁では海底の砂の白色が混ざってエメラルドグリーンになる。

透明度が良い海だけ
また水の透明度が良くないと青く見えない。
濁っている水では浮遊物の粒子に反射し、浮遊物の色が見える。
陸に近い海では川から陸水が入り、海岸にあたる波で水底の砂が巻き上げられ濁っていることが多い。
濁った川の水が流れ出る河口は青い海にはならない。
青い海は何処へ行けば見える
もし身近な場所に青い海がない時、何処へ行けば見られるか。
インディゴブルーの綺麗な青い海を見たければ陸地から2~4km離れた沖の海へ行く。
陸地から遠ければ陸水の汚染や川の影響も受けづらい。
黒潮が流れているような水深のある沖の海ではインディゴブルーの目の覚めるような青い色をしている。