クリンスイの水漏れ、自分で直す
浄水器クリンスイ水漏れ
水漏れが止まらない
長年使用していたアンダーシンクの浄水器クリンスイが水漏れし始めて困っていた。
最初は雫がポタポタと時おり垂れるほど。
今では止水してもガガガという音とともに水が止まらない。
元栓を閉め、使用する時に元栓を開けるという面倒な状態。
浄水器のパーツを交換
三菱レイヨンのクリンスイA601というタイプ。
現在はまったく同じ機種は無くA601EXというタイプに代わっている。
クリンスイのホームサイトに分解図とパーツの値段が載っている。
この中でASB-3スピンドル3,800円と交換する。
修理スタッフに頼むと工賃が10,000円以上、これは自分で修理できそうなので試してみる。
スピンドルにはRとLがある
ちなみにこのスピンドルも安いものを調べるとKAKUDAIの070-001クォーター上部(R)というのが同じものというので取り寄せてみた。
同じタイプで070-000時計回り止水というものがあるが左止水なので170-001が正解。
値段は定価1,700円、さらに割引のサイトで申し込み送料税込で1,190円で入手。
これで修理出来たら嬉しい。
浄水器クリンスイ水漏れ修理分解
分解はハンドルキャップから
早速作業にとりかかる。
最初はハンドルの右側にあるグレーの丸いハンドルキャップを外す。
ただはめ込んだだけのキャップ。
キリのような尖ったもので外す。
溝が2カ所あるので2カ所を少しづつ引っ掛けるように外していく。
接着剤は使われていない。
再度使用するため傷つけないようにソフトに外す。
外してみるとプラスチックのただのキャップ、ビスを見えないように、またゴミが入らないようにするキャップ。
ハンドルビスとハンドルを外す
奥に見えるのがハンドルを固定しているハンドルビス。
プラスドライバーで簡単に外れる。
外したらハンドルを水平に引き抜く。
組立のことを考えてパーツを順番に並べていく。
いよいよ内部が見えてきた。
六角ナットを外す
これからが本題。
ハンドルを外すと本体、六角ナット、スピンドルが見えた。
スピンドルと本体の接続が緩まないように六角ナットが使われている。
この六角ナットを外す。
先にスピンドルを外そうとしないように!壊れます。
六角ナットはスピンドルの外側にあるリング状の物。
そしてこの六角ナットはとっても固い、小さなモンキースパナでは動かない、力を入れ過ぎて本体を壊しそう。
20年以上も使っているので癒着するのもあたりまえかな。
300mmの大きなモンキースパナを用意して開けたら簡単に回った。
これが六角ナット、長年使っている色をしている。
スピンドルを外す
いよいよスピンドルを外す。
同じく300mmのモンキーレンチを使用して回す。
固いことを覚悟していたが意外と簡単に外れた。
これが外れたスピンドル、あまりに黒くてわからないので酸で洗ってみた。
入水部分には丸い2つのパーツが組み込まれている。
スピンドルの中の状態。
丸い2つのプラスチックパーツをスピンドルに取り付けた状態。
入水部分は閉じている。
ハンドル側のネジを回すと開き内側の黄色い部分が見える。
丸い2つのプラスチックパーツで開閉している
このスピンドルをソックリ交換。
浄水器クリンスイ組立
NEWスピンドルの取り付け
旧型のスピンドルはパッキンタイプ、新型のスピンドルはOリングで密閉している。
NEWスピンドルを本体にネジ込む、あまりきついとネジ切れてしまうのでOリングのシールが効くぐらい締める。
青い六角インサートはハンドルの内側の型に合わせてはめ込む。
ハンドル内部にも六角型の穴が空いている。
先にハンドルに六角インサートをはめ込む。
スピンドルに六角インサートをセットしてからハンドルを取り付けることもできるが最初にハンドルにセットしておいた方が角度の微調整がしやすい。
六角ナットの取り付け
忘れずにスピンドルが緩まないための六角ナットを取り付ける。
真鍮で柔らかいので締め込み過ぎに注意。
ハンドルの取り付け
いよいよハンドルの取り付け。
ハンドルの取り付けは簡単、差し込むだけ。
けれど差し込んだ後にハンドルの動きを確かめる。
水平から垂直に動くように、ハンドル内の青い六角インサートとスピンドルの差込口の位置を調整。
最後にハンドルビスで止め、ハンドルキャップをかぶせれば終了。
その成果は?
クリンスイA601水漏れ確認
元栓を開けてみる。
とくに漏れは見られない。
そしてハンドルを開ける。
ちゃんと流水。
そして止める、開くを何回か繰り返し、水漏れは見られない。
あのガガガ音ともお別れ。
ちょっとホッとする。
三菱レイヨンのクリンスイA601のスピンドル、KAKUDAIの070-001クォーター上部(R)交換作業による水漏れ回避終了。
今更ながらもっと早くやっておけばよかった。
けれど作業は専門スタッフによるものが一番、個人で修復する場合はあくまで自己責任で。