殿と様と御中、敬称の使い方
1月7日
東京消防庁の出初式
春海晴れ。
昨日より風が無いので太陽の光が暖かく感じる。
青空の下、東京江東区有明では消火活動、救助演技、エアーハイパーレスキュー、伝統の木槍り、はしご乗り、などのお披露目があった。
毎年恒例の東京消防庁の出初式。
昔は晴海埠頭で開催されていた。
年賀状の締め切り
年賀状が届くのもそろそろお終い。
郵便ポストには1月6日まで年賀状を受け付けというポスターが張られている。
本来年賀状は正月挨拶に行けない人に宛て、正月に書くもの。
年末に書くものではなかった。
殿と様と御中の使い分け
敬称
はがきには敬称を書くのが常識。
手紙やはがき、メールなどに使う敬称は何を使うか迷う時がある。
殿と様は個人宛ての敬称。
御中は会社、部署、団体向けの敬称。
正解 株式会社○○ 御中
間違い 株式会社○○ 様
間違い 株式会社○○ 殿
殿と様の使い分け
殿は一般的に目下の人への敬称で見下した印象がある。
目上の人には必ず様を使う。
現在は様が一番丁寧な敬称。
ゆえに目下の人へでも様を使うのが無難。
企業や団体から個人宛に出すときは殿でも構わない。
けれど見下した印象があるので最近は様がよく使われている。
賞状の敬称は学校、官庁、団体などから個人宛に出すものなので今も殿が使われる。
同じ会社の中では
部長、課長、係長は役職名に敬称が含まれている。
同じ社内では加藤部長、佐藤課長、伊藤係長で問題はない。
また会社により習慣があればそれに従う。
もし様をつけたいときは部長 加藤 様というように役職を先に書き、名前、敬称の順に書く。
他の会社では
他の会社へ向けた場合は企業名そして役職、名前、敬称。
正解 株式会社○○ 営業部長 佐々木 様
株式会社○○ 佐々木 営業部長 様では二重敬称になる。
御中と様は二重に使用しない
企業には御中だが企業の中の個人名宛ての場合は御中は使わない。
正解 株式会社○○ 営業部長 佐々木 様
間違い 株式会社○○ 御中 営業部長 佐々木 様
御中と様を両方使うのは二重敬称になりNG。
時と時代で変わる
敬称の使い方は時と時代によって変化する。
今後時節に合わせることも必要。