タイドプールの魚 ギンポの仲間編
タイドプールのギンポたち
タイドプールは小魚のゆりかご
小魚のゆりかご、タイドプール(潮だまり)。
水温は20℃以上。
水の中に足を入れても暖かく感じる。
午前11:12の最干潮にはかなり広いタイドプールができる。
色々な生物たちが顔を見せる。
どんなものが見られるか楽しみ。
眉毛のある魚コケギンポ
確保した子をスケルトンの観察容器に入れてじっくり観察。
目の上に立派な眉毛のある魚。
体は長くドジョウのよう。
ダイビング中も深度5~12mで見られる。
岩に出来た小さな穴に体を入れて顔だけを出している。
背ビレの先端に青緑の丸い点があればコケギンポ、無ければアライソコケギンポ。
今回は両方確認。
背中の丸い点は見えないが巣穴から顔だけだしているコケギンポ。
今はいないP太郎。
江之浦の同じ巣穴に4年棲んでいた。
緑の丸い点が2つあった。
ダイビングで潜ると4年間毎回顔を合わせていた。
イソギンポ
同じく目の上に眉毛のある魚イソギンポ。
コケギンポの仲間に比べると眉毛が細い。
体もそれほど長くない。
正面顔はコケギンポが丸いのに比べだいぶ面長。
岩場の浅い場所を好む。
ダイナンギンポ
ヒゲはないがドジョウのような体形。
眉毛もない。
大きさは普通20cm以下、大きなものは脂がのって美味。
写真はエラの上の黒い点の中に赤い線があるのでベニツケギンポ。
赤い線が無ければダイナンギンポ。
ヘビギンポ
深度3mよりも浅いところにいる魚、ヘビギンポ。
江之浦でも初夏から秋にかけてエキジットポイント付近でも見られる。
夏の婚姻シーズンに雌雄の色模様がハッキリ分かれる。
オスは真っ黒の体に2本の白い線が入り目立つ。
トビイトギンポ
ピンボケ写真。
動き回ってピントが合わない。
ダイナンギンポの子供より細長い。
名前はトビイトギンポ。
ダイビングでは見ない。
キューティーなナベカ
この子もギンポの仲間。
ナベカという可愛い魚。
産卵はヘビ貝の中にタマゴを生む。
タイドプールで静かにしているとこのような魚たちがぞろぞろ出てくる。