江之浦(伊豆近辺)の海、1年間の水温推移
寒波
シベリア大陸からやってくる
寒波(かんぱ)が来た。
今日は朝から天気が良いが寒い風が吹く。
朝方は激冷え。
遠くシベリア大陸で育った寒気(かんき)がついにやってくる季節になった。
寒さは2~3日続く。
寒気と寒波の違い
12月中旬、師走。
あと16日で今年も終わり、新年になるのだから寒波が来るのもあたりまえ。
ちなみに寒気と寒波の違いは、寒気(冷たい空気)が入り、気温が下がった状態が2~3日続くような寒さがとどまる状態が寒波。
一年間の江之浦の水温変化
江之浦の海水温の一年間の移り変わり
陸上は寒くなったが江之浦の海水温は今12月に18℃もある。
神奈川県小田原市江之浦海岸2016年12ヵ月間の水温の移り変わりは
1月 18~16℃
2月 15~14℃
3月 14~13℃(年間最低水温)
4月 16~17℃
5月 18~19℃
6月 19~21℃
7月 19~23℃
8月 24~25℃
9月 25~26℃(年間最高水温)
10月 23~25℃
11月 22~21℃
12月 20~18℃
グラフにすると
※毎年、若干の差はある。
以上のように伊豆近辺の江之浦海岸では陸上の季節に比べ、1~2ケ月遅れて季節がやってくる。
8月末から9月上旬が最高水温
陸上の暑い夏は7~8月なのに対し海の水温が一番高い時期は8~9月。
水温が最高に達するのは8月末から9月上旬。
海の水温を考えれば9月も問題なく海水浴出来るシーズン。
9月になると水温も下がって冷たくなると思うが間違い。
11月と7月の水温がだいたい同じ
11月になれば陸上の気温はだいぶ下がる。
寒くなる11月だが海は意外と暖かい。
7月の夏の水温と変わらない。
このことを知っている人は少ない。
12月と5月の水温も同じ
12月の水温18℃と5月の水温は同じ18℃。
陸上とは全然違う海。
5月の気温は12月に比べ暖かい。
天気が良ければ半袖で過ごせる日もある。
3月下旬が最低水温
そして陸上の冬は12~2月。
海の冬は2~3月。
水温が一番低いのは3月下旬。
海の冬は、陸上で桜の花が話題になる頃、雪解けの水が流れ草木に新芽が芽吹く季節。
陸上の季節に比べ、海の季節は1~2ヶ月の遅れがある。
この変化が生物達にどのような影響を及ぼすのか。
温度をもとに次回紹介する。
ちなみに海藻の多くは冬に育つ。