考え違いだったタコベラのタコの意味
カラフルで派手好きなベラ
綺麗なベラが多い
ベラという魚がいる。
形は笹の葉のような形をしたものや小判型。
ベラの仲間の特徴としては色がカラフルなものが多い。
赤、青、黄、緑、オレンジ、黒、ピンク、白など1匹で様々な色を纏う。
陸上では見たことがないほどカラフルなベラがいる。
そんなベラの中で一種類、気になる不思議な名前をしたベラがいる。
かわった名前のタコベラ
その名前はタコベラ。
名前が面白いので簡単に覚えた。
けれど何処がタコなのかがわからない。
毎年、タコベラを見つける度に浮かぶ疑問。
やがて疑問に思うことすら忘れ、タコベラの名前を呼んでいた。
タコの特徴
8本足のタコ
漢字では蛸、英語ではoctopus。
吸盤のある8本の足を持つ。
頭のように見える部分が胴体という奇妙な生物。
体は軟体動物がピッタリの超柔軟体。
体の中に骨はない。
忍者のよう
また柔らかい皮膚を上手に変化させ擬態も得意、色まで瞬時に変えてしまう変装の名人。
敵に襲われれば煙幕の墨を吐く。
ウツボなどに襲われれば8本の足で絡みつきエラを塞いで窒息させようとする。
足の1本ぐらい噛み千切られても平気で逃げていく。
切断された足は時間をかけて再生する。
タコのエサ
タコの好物はエビ、カニ、貝などの小動物、魚も食べる。
溺死した人間の腐肉もエサとする。
カニの硬い甲羅などカラストンビの歯でガリガリ食べてしまう。
2枚貝も吸盤の足を使って開けてしまう怪力。
なぜタコベラと呼ぶのか
タコに似ていないタコベラ
どう見てもこのタコにタコベラは似ていない。
形が似てるはずもなく、8本の足も吸盤もない。
墨を吐ける魚はいない。
タコベラも当然、墨は吐かない。
岩に擬態したり、色を変えることもできない。
誰が名付けたかタコベラと。
タコベラの特徴
さほど体の大きくないタコベラ。
メスは地味で特徴を伝えるのは難しい。
タコベラのオスの特徴は尾ビレ。
尾ビレを広げると四角形を45度回転させた菱形をしている。
菱形の尾ビレを持つベラはタコベラのオスだけ。
また、産卵時期が近づくと綺麗な赤っぽい婚姻色に変わる。
タコベラの名前の由来
そしてついにわかったタコベラの由来。
タコに似ている。
タコはタコでも空に上げる凧、kiteのことだった。
タコベラの特徴の菱形の尾ビレが空に上がる凧に似ていることからこの名がついた。
知ってしまえば超簡単。
確かに菱形の凧と言われれば頷ける。
最初のインパクトでマダコだと思い続けてしまった。
これで長年の疑問が解けた。
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