伊豆大島でタカベとイサキの群れ、早朝ハンマーヘッド
東京都の伊豆大島
伊豆大島は伊豆七島の最初の島
伊豆大島、アンコ椿やゴジラが生れた島。
自然が溢れる島では有名なビーチダイビングのポイントが5カ所ある。
南からトウシキ、王の浜、ケイカイ、野田浜、秋の浜。
それ以外にボートダイビングのポイントもある。
トウシキ沖のボートダイビング
今回は1本目に流れの速いトウシキ沖を潜った。
水面近くは水温26℃ある。
けれど深度20mは透明度も25m以上あるのに水温は20℃と冷たくて魚が少ない。
毎年数えきれないイサキの群れがいる。
その魚たちは何処へ行ったのか?
2本目にその答えが見えた。
風早崎のボートダイビング
流れの少ない風早崎の灯台沖に潜った。
ゆっくりな流れ。
水深16mの水底から沖へ向かう。
深くなれば冷たく透明度が良い。
暖かい層には魚の群れ
水平に沖を見ると冷たい層には魚はいないがその上のやや濁った暖かい層に魚の大きな群れが見える。
ゆっくり近づくと2つの群れが右と左に見える。
刺激を与えぬようにさらに近づく。
青と黄色のタカベの群れ
綺麗な青い魚体、背ビレから尾ビレにかけて斜めに入る黄色線。
東京では魚屋に並ぶことは少ないが脂の乗った美味い魚。
名前はタカベ、刺身、塩焼き、煮魚などとても良い味をしている。
漁獲量が少ないので水揚げしたものはほとんど地元で消費される。
島で食べるタカベは絶品。
カンパチもタカベ好き
そんなタカベの群れを追うように大きな魚が舞う。
タカベをエサとしているカンパチが13匹、群れと一緒に泳ぐ。
通常なら逃げていくタカベがカンパチに追われて目の前にやってくる。
向かってくるタカベの群れに迫力を感じる。
イサキの群れは何千匹いる?
タカベの群れが過ぎるとその向こうからイサキの群れ。
数はタカベよりはるかに多い。
体に茶色い3本線があり、見分けるのは簡単。
カンパチはイサキには興味をしめさない。
変わりにトビエイが1匹、群れの中で休憩中。
タカベとイサキ、小さいながらも群れを近くで見れば迫力満点。
これだから大島のダイビングはたまらない。
最終日は早朝ハンマーヘッドシャークダイビング
ハンマーヘッドは7~9月の早朝限定
最近、伊豆大島はビーチダイビングでハンマーヘッドシャークが見られることが話題になっている。
期間は7~9月限定。
それも早朝だけに出現。
ポイントはケイカイ
岡田漁協と元町漁協の境界にあるポイント、キョウカイがなまってケイカイと呼ぶ。
道路際から海へ下り、岩場からエントリー。
浅場を横へ、水底がゴロタ石になったら沖へ向かう。
深度8mから先は左から右への流れがあり、沖へ出るほど流れは強い。
深度6mから水路のような岩場が出てくる。
流れを利用し沖へ向かい、帰る時は流れをかわしながら帰る。
水中ガイドは必需。
日の出後にエントリー
ケイカイは現在ナイトダイビング禁止。
日の出後にエントリーが可能。
毎日10台以上の車で駐車場は満杯。
大島のハンマーヘッドは人気度が高い。
世界でもビーチダイビングでハンマーヘッドシャークが高確率で見られるポイントを他に知らない。