台風が来ても状況により影響がない海もある
台風15号サンヴー
接近
台風15号サンヴー(命名国マカオ:サンゴ)の脅威は小笠原を丸2日間強風下にさらし、320mmもの大雨を降らした。
この50年間で最大雨量を記録。
そして本土沿岸に近づこうとしている。
直接の上陸は無く、太平洋側を北へ昇って行く予報。
まだ小笠原の近くにあるのにその影響は強い。
東京から約1,000km
東京から台風のある小笠原まで約1,000kmも離れている。
距離があるのに太平洋側の海が時化ている。
遠くで強い風が吹き続けると波長の大きな波、うねりとなって現われる。
そのうねりの伝わる速さは風よりも早く、このように台風がまだ遠くにあるのに海岸を荒らす。
江之浦だけでなく相模湾全体、伊豆下田、伊豆七島全ての海況が荒れている。

大雨
今日は夜中から大雨で早朝の空の色も鉛色と気持ちが重い。
こんな天気なのだから何処も海は荒れてダイビングできる場所は無いだろうと思う。
ところが波もうねりも無い海が存在する。
ベタ凪?
車は走る
早朝、車を走らせて首都高速に乗る。
荒川を渡り、気温を見ると16℃。
どうりで寒い。
けれど9月2日、寒くなるにはまだ早い。
北東の冷たい風が吹く。
台風が南から上がってくると台風に向かって北東の風が吹く。
これが今の現象。
沼津へ
東京を横切り東名高速に入る頃には雨は小雨、さらに箱根を超えると小ぶりになった。
雲は北風にのる。
駿河湾へ出ると風向きが変わった。
沼津の獅子浜に着く。
天気の境界線
ちょうどここが天気の変わる境界線らしい。
南西の方角には日本アルプスが見え。
駿河湾側は青い空。
風は北東の風、陸上背後、山側から吹いている。
山には濃い雨雲。
海はうねりなし、波なし、湖のよう。
伊豆半島が大きな堤防の役目を果たし、台風15号のうねりを抑え込んでいる。
水温は25℃、透明度12m、準備をしている間に雨が止む。
晴れ間が出て雲に隠れていた富士山が顔をだした。
台風が来ても状況により影響がない海もある。