松竹梅はめでたいのか?

松と竹と梅

歳寒の三友

松竹梅はもともとは中国より伝わった歳寒三友(さいかんのさんゆう)が松竹梅のもと。

松と竹と梅の3つが同じ一枚の紙に描かれた絵の事。

この樹木、松、竹、梅は厳しい冬の寒さにも強く、枯れずに耐えぬく。

中国の画題

中国では古来より画題のひとつとしてセットで描かれ、それを「歳寒の三友」と呼ぶ。

特におめでたいとういう意味はない。

厳しい冬の寒さにも強い松と竹と梅と言う意味。

松竹梅は何故めでたい

松と竹と梅の3種類とも冬に強い植物。

それぞれの植物にはどのような意味があるのか。

松は真冬に雪が降るような時でも緑の葉を持ち続ける。

松

枯れずに力強く生きている緑の葉。

長寿・不老不死の象徴の木。

また神様が降り立ち休むのが松の木とされる。

竹も松と同じように厳冬の時にも緑の葉を持ち、枯れることが無い。

竹

天に向かい真っ直ぐ伸びる成長力、多くの根を張り周囲に広がる。

次々と芽を出す生命力。

竹は子孫繁栄の象徴。

梅は雪が降るような寒さの中、他のどんな花より一番最初に咲く花。

梅

年の最初に春の香りを放つ。

気高さと長寿の象徴。

白く咲く白梅、赤く咲く紅梅、両方揃えば紅白の梅。

メニューでの松竹梅

寿司屋ではセットメニューを松竹梅で表示していることがある。

特上、上、並と表示すると客が頼みづらいと気を使い始まった。

特上→松

 上→竹

 並→梅

と表示していることが多い。

握りの数は同じだが具の種類が違い、値段も相応に違う。

鰻屋のメニューでの松竹梅

特上→松

 上→竹

 並→梅

うなぎの大きさや量が違い、値段も相応に違う。

松竹梅の本来の意味

松竹梅の本来の意味に上下はない。

ほんらい松も竹も梅も同じランク。

特上、上、並の上下はない。

歳寒の三友、松と竹と梅の3種類とも冬に強い植物。