潜り初めは伊豆山ボートダイビングでアオウミガメと初マンボウ!

潜り初めはやっぱり伊豆山

土石流被害のあった伊豆山

伊豆山の海

2025年度の潜り初めはやっぱり伊豆山。

4年前の2021年7月3日に大雨と土石流に襲われた静岡県熱海市伊豆山地区

土石流で流された住宅は今も再建されていない。

今もって行方の分からない方もいる。

ダイビング施設も被害で壊れ、港の工事も時間がかかり、1年8か月ダイバーを迎えることができなかった。

現在は通常どおりボートダイビングを実施している。

1月12日、凪水温16℃

1月12日曇りのち晴れ、風も波も無い、気温8℃、水温16℃、透明度は15~18m。

弁天岩の沖にある新根で潜る。

船から飛び込めば水底が良く見える。

根に沿って潜降を開始。

1月なのに魚がいっぱいいる伊豆山の不思議

伊豆山初のアオウミガメ

アオウミガメの顔

水底の岩の隙間にはアオウミガメが寝ている。

ちょうど体がすっぽり入るスペース。

側に近寄らず上から見ていたが気付かれてしまった。

その後、ゆっくり西へ泳いで行った。

伊豆山でウミガメを見たのは初めて。

今年は良いことがあるのか?

なぜかイシダイとイシガキダイが30枚以上

深度20mから28mの砂地までイシダイイシガキダイが見えているだけで30枚以上が群れている。

なんでこんなに多いのだろう。

1月冬、水温16℃でこれだけいるのは珍しい。

さらにコロダイも20匹ほど群れいる。

黒黄のテングダイ

タイガース柄のテングダイ

16mの浅場へ戻ってくると岩の上にテングダイが1匹。

仲間がいないか捜すけれど見当たらない。

近くへ寄ると岩の下へ隠れてしまった。

クエまで出てきた

さらに浅場方面には大きなハタの仲間クエが1匹。

1mほどの魚体だが伊豆山で見るのは珍しい。

顔を見た瞬間サッサと沖の深みへ消えた。

マンボウがホバーリング

大きさ1m弱

中層に止まっているマンボウ

でもクエが今まで居た方に変った魚影がチラリ。

えっ!

もしかして?

この異様な形は間違いない。

マンボウだ。

そんなに大きくはない、全長は1m弱。

マンボウの変わった特徴

半円型の特徴のある魚体。

薄っぺらい体。

変な顔。

変な顔のマンボウ

背ビレと尻ビレがフグと同じで上下に長く、左右へ大きく倒して泳ぐ。

尾ビレは無く、尾ビレに見える部分は舵ビレ、背ビレと尻ビレが変形したもの

腹ビレも無い。

胸ビレは丸く小さい。

胸ビレの小さなマンボウ

マンボウはフグの仲間

マンボウはフグの仲間だが体を膨らますことはできない。

中層を泳ぐマンボウ

伊豆山でマンボウを見るのは初。

一緒に潜ったダイバーたちは初めて見たと興奮していた。

今年は更に良いことが起きるかも?