アサリの砂抜き、3%の塩水を作るには
アサリの砂抜き
アサリの生活は砂の中
アサリは内湾の浅い砂地に生息する。
大潮で引き潮の1時間前後干潟になるあたりから水深6メートル位までの砂中に潜る。
入水管から海水を吸いエラで呼吸し、有機物を漉して体内に取り入れる。
不要になった水は排泄物と一緒に出水管から外へだす。
アサリに砂が入るのは
アサリはベロのような足を使って砂中を生活しやすい場所へ移動する。
移動や入水を吸い込むときにアサリ体内には砂が入る。
水揚げしたアサリをそのまま調理するとジャリジャリ砂が口に残る。
アサリの砂抜き
そんな事にならないように捕ったアサリは数時間塩水に浸けて呼吸をさせる。
しばらく呼吸をさせることでアサリの中の砂をだす。
すぐに調理できるようにスーパーマーケットで販売さている砂抜き済みのアサリも多く目にする。
3%の塩水を作る
海水を持ち帰る
潮干狩りに行くならペットボトルに水を入れて持ち帰る。
持ち帰るなら綺麗な海水。
空いたペットボトルに入れれば持ち帰るのも簡単。
帰宅後簡単にアサリの砂抜きができる。
海水は約3%
海水がない場合は3%の海水を作る。
海水に近い塩分濃度が3%。
水道水と塩があればできる。
3%の塩水の水と塩の量
1リットルつまり1000cc(1000グラム)の水に30グラムの塩を入れると約3%になる。
計量カップと計りで重さを測る。
混ぜ合わせれば出来上がり。
500ccのペットボトルで
計りがないときはペットボトルを使う。
500ccのペットボトルで水量を測る。
500ccの水なら塩は15グラム。
キャップ2杯分の塩が15グラムの量になる。
これを利用して必要な量だけ塩水を作る。
塩水の量は
アサリの表面を水道水で洗ってから容器に移す。
出来れば容器に平らに敷く。
塩水の量は軽く浸る程度。
アサリが出水した時に水鉄砲のように飛び出すことが必要。
水を多く入れる場合はエアレーションしないと酸素欠乏で死んでしまう。
ピュッピュッ水面を水が飛ぶことでわずかな酸素が水に溶け込む。
暗く静かにする
海にいる時は砂の中。
当然光はない。
音も少ない。
塩水を張った容器には新聞紙などをかぶせて風呂場や玄関などの薄暗い場所に置く。
新聞紙が水の飛び散るのを防いでくれる。
最低でも4時間は砂を吐かせたい。