水とステンレスで魚臭さが消える
魚を刺身に捌く
3枚に捌く
釣りから帰り、クーラーの中から冷えた魚をまな板に乗せる。
ウロコを取り、内蔵とエラを取り除き、頭を落とす。
背中側の皮を切り中骨まで刃を入れる。
同じく腹側も皮を切り中骨まで刃を入れる。
尾を掴み切り口に刃を通し貫通させたら首の方まで切り裂く。
反対側も同じように捌けば、右身、骨、左身と3枚に切り分けられる。
刺身の策を作る
両身の腹骨を削ぎ切り、血合い骨を取り除く。
皮を引けば柵の出来上がり。
後は好みの厚さに切り盛れば、刺身が出来上がる。
後片付け、包丁、まな板、流し
最後に包丁とまな板、流しを洗う。
包丁は中性洗剤で洗い、直ぐに水を拭き取る。
鋼の包丁なら錆びぬように新聞紙で包丁全体にインクの油を馴染ませる。
まな板も中性洗剤で洗い水を切り、表面を拭いて干す。
最後に流しを中性洗剤で洗う。
魚のゴミは腐敗して臭うのでビニール袋でまとめて冷凍庫で凍らす。
燃えるゴミの日、冷凍庫から出して冷凍のままゴミ出し。
必ず残る魚臭
魚を捌くのはいい。
刺身をつくるのもいい。
魚臭い手の匂いが取れない。
中性洗剤で洗うも臭いは取り切れない。
毎回魚を捌いた後の小さな悩み。
いつも取れない魚臭、悩まず諦める。
あとは時間が解決する。
沖縄ケラマで初体験のステンレスソープ
ステンレスソープで臭いが消えるのか
先日、沖縄のケラマへ行ったときに教わった魚臭消しが変わっていた。
いや自分が知らなかっただけなのかもしれない。
それはステンレスソープ。
宿の社長のお勧めステンレスの塊り
カツオを卸した後、いつも通り石鹸で手を洗おうとした。
すると宿の社長が「これ使ってみて」と言われたのが銀色の金属。
玉子を潰したような形。
銀色に輝く金属はステンレスの塊り。
中は空洞なのか重くない。
ステンレスと水を合わせてこする
洗剤は使わず「ステンレスと水だけで手をこすると臭みが消えるから確かめて」との言葉。
それが真実なら面白い。
言葉通りに水道水を流しながらステンレスの塊りを石鹸のように使い、手をこする。
洗剤は一切使用せず。
魚臭は少し残る
洗い終えて手の臭いを嗅ぐ、やっぱり魚臭い。
少なめだが魚臭は残っている。
完全ではないものの臭みは確かに減っている。
この後、洗剤で洗えば更に臭いが消えそう。
100均ダイソーでステンレスソープ入手
ダイソーでステンレスソープ発見
そして100均のダイソーで見つけたステンレスソープ。
ケラマで見たステンレスソープと同じ形。
値段は税込み110円。
安い、長持ち、環境に良い
これで臭いが落ちれば安い。
洗剤のように無くなることはない。
界面活性剤は使用しないので環境にもやさしい。
完全に魚臭を落としたい
本当に臭いが落ちるのか。
もう一度確かめたい。
魚臭を完全に落とすにはどう利用すればいいのか。
せっかく入手したステンレスソープ。
どうせだったら優れものに育てたい。
ステンレスソープの説明書
使用方法
裏面には水を流しながら、指の間や手全体を30~40秒こすります。
保管方法
異種金属と接触した状態で保管しないでください。
使用上の注意
●本品で手の汚れは落ちません。
●変形、破損した場合、直ちに使用を中止してください。
●本来の用途以外で使用しないでください。
ステンレスソープの実態
金属に触ると消臭
ステンレス製だけでない。
金属製の鍋や流しに触ると臭いが消える。
鉄や銅は錆びるがステンレスは錆びないので都合がよい。
消えるのは魚臭だけではない
魚臭だけが消えるのはではない。
ニンニク臭も消える。
タマネギ臭も消える。
金属に触ることで臭いの素が水溶性に変り流れていく。
ドイツで特許を取得
ドイツのゾーリンゲン地方にあるZielonka社が特許を取得している。
しかし、日本の公正取引委員会は有効性を認めていない。
これは科学的な有効性が不十分とする考えによる。
ステンレスソ-プの有効性
ステンレスの塊りであるステンレスソープに石鹸の作用はない。
ステンレスソープで殺菌は出来ない。
ステンレスソープで汚れは落とせない。
水と合わせて洗うことで臭いを削減可能。