スクイッドとカトルフィッシュの2種のイカの違い
ダイビングでよく見るアオリイカ
今日は江之浦
暖かく一日ポカポカ陽気。
夜中降った雨も朝には止み、昨日の寒さとは打って変わって春陽気。
神奈川県小田原の江之浦へ行って潜ってきた。
水温21℃、透明度12m。
水中は沢山の魚で癒しの世界。
深度2mの浅場にアオリイカの群れ。
アオリイカの餌取りの多くは失敗する
水中でのアオリイカは泳ぎ回っていない。
中層でホバーリングしている。
エサの小魚にターゲットをしぼると静かに近づいていく。
エサ捕りの方法は2本の長い触腕手を伸ばしてキャッチするのみ。
大抵の場合、狩りは失敗する。
運良く小魚を捕えたときは喜びの声が聞こえてきそう。
イカ好き
またそのイカも人間にとっては大事な食材。
刺身、煮もの、焼もの、天ぷら、フライ、塩から、干物とあらゆる料理で使われる。
刺身で食べれば甘く柔らかく美味い。
大きければ厚みもあり、ねっとりした甘さが楽しめる。
好きな人にはたまらない。
メニューに2つのイカの名前
スクイッドとカトルフィッシュ
海外のレストランへ行くとメニューにスクイッド(squid)とカトルフィッシュ(cuttlefish)という2つのイカの名前が出てくる。
最初カトルフィッシュは何かの魚だと思っていた。
けれどカトルフィッシュもイカのこと。
英語圏のレストランではメニューにイカを2種類に分けている。
スクイッド squid
スクイッド(squid)といのうは一般的なイカの総称。
例えばスルメイカやヤリイカ、ケンサキイカ、ホタルイカなど普通の形をしたイカ。
もっともポピュラーな形をしている。
イカソーメン、イカの塩辛、イカめし、イカの丸焼きなどの料理で食され美味い。
骨は細長い透明感のあるセルロースのような感じ。
カトルフィッシュ cuttlefish
カトルフィッシュ(cuttlefish)と言うのはコウイカの仲間の総称。
例えばコウイカ(スミイカ)、コブシメなど。
またカトル(cuttle)とは体長と同じ長さの細長い鰭と大きな石灰質の内殻が有る、10本の腕付きの卵型の体を持つ頭足類の軟体動物。
イカの体の中に白い固いカルシュム質の甲の骨を持っている。
この骨をカトルボーン(cuttlebone)と呼ぶ。
オウムやインコのおもちゃとして与えられる。
オウムがかじることでカルシウム補給とストレス解消ができる。
つまり甲(カトルボーン)のあるイカがカトルフィッシュ。
甲(カトルボーン)が無ければスクイッド。
アオリイカはどっち?
アオリイカはパッと見にはコウイカ(カトルフィッシュ)のようにも見える。
けれどカトルボーンはない。
スクイッドと呼ばれるイカになる。
英語名は Bigfin reef squid 。
海外に出かけた時はレストランでスクイッド(squid)とカトルフィッシュ(cuttlefish)の文字を見つけてみよう。
この違いを覚えていれば少しカッコよいかも?