釣船のみよしとは
みよしとは何処
みよし
出てくる名前はどちらも古い。
捜しているのは人の名前ではない。
釣船に乗るとみよしが好きだという人がいる。
みよし席
釣船でみよしとは釣り座の一番船首よりの席。
なぜ、みよしと言うのか?
波良しでみよしか?
美良しでみよしか?
勝手な想像をめぐらしてみる。
どうもピッタリそうなものは見つからない。
みよしは水押し
みよしとは構造パーツの名前
みよしとは木造船の構造パーツの名前。
船の船首の中心にあり、首の骨に該当する部分。
船首から船尾に向かって船の中心となる1本の木を竜骨またはキールと呼び、その船主部分を水押しという。
最初に波に当たる部分で左右に水を切って進む。
水押しがみよし
この水押しを「みおし」または「みよし」と読む。
みよしとはもともとはこの水を左右に分ける竜骨部分。
船首の一番先にあるので船首の部分を漁師はみよしと呼ぶ。
みよしは舳先、船首
みよしとは実は釣り座のことではない。
船の一番先端の部分。
他の言葉では舳先(へさき)、船首、英語ではバウ(Bow)。
舳先(へさき)の舳(じく)の一字でみよし(舳)とも読む。
ちなみに船尾はともという。
漢字では艫(とも)と書く、英語ではスターン(stern)。