浦和の岸町にある塩天丼閉店
21年間営業の塩天丼
塩天丼のマスター
塩天丼のマスターが久しぶりに訪ねてくれた。
昨年末からずっとシャッターを閉じたまま。
近くに寄れば閉店の張り出し。
2023年1月2日 urawa city net にも浦和の塩天丼閉店の記事が出ていた。
体調?
閉店するならばその前に必ず話をする人。
何も言わずに店をたたむとは?
もしかして体調が悪いのではないかと案じていた。
近年営業を短縮
数年前に年齢を理由に夜の営業を止め、昼間だけの営業。
また営業日も減らす。
見た目は元気そうだが街を歩く姿は足が痛そう。
名前は後閑さん
そんなマスターに直接話を聞けた。
マスターの名前は後閑さん。
群馬の水上にある地名と同じ。
塩天丼を修行
店を開いたのは今から22年前。
もともと土地と店があり何か商売をしたい。
サラリーマンを止め、塩天丼の修行をし営業を始めた。
天丼はつゆを掛けるのが当たり前。
そんな中、さっぱり味の塩天丼店を開いた。
ワカメの天ぷら
実際には塩天丼だけでなく、通常のつゆ天丼、季節の天丼、フライ丼、タレカツ丼、そば、カキフライ定食、海老天むすびなど、その他いろいろなメニューがあった。
個人的にはタレ豚丼とフライ丼、海老天むすびが好き。
土産に生ワカメを持参すると翌日にはワカメの天ぷら塩味を持ってきてくれた。
最近は江之浦産ワカメも穫れなくなり土産の回数が減った。
塩天丼閉店の理由
奥さんが心配
マスターも足を痛めていたが奥さんの心配だった。
昨年11月から奥さんの具合が芳しくない。
そのため店の営業が出来ない。
店じまいの理由
11月、12月と店を閉めたまま何の報告も出来ずにいるのはよくない。
お客様に対して申し訳ない。
仕入の問題もある。
2年後には後期高齢者、それまでは頑張るつもりでいたけれど一人での営業は難しい。
ならば少し早いが店じまいと決めた。
営業再開の気持ち
けれど、もし営業再開できるような目処ができたら再開したい。
器具、道具、フライヤーも全て動かせる準備をしてある。
店舗も土地も自己所有。
後は人手だけ。
人気の胸焼けしない塩天丼
塩天丼は何故か年配の人にも人気があった。
通常年をとれば揚げ物が苦手になる。
消化しづらく胸焼けが酷い。
ところが塩天丼の天ぷらは胸焼けを起こさない。
数多くのお客さんが塩天丼のフアンに。
後閑マスターは不思議な魔法で天ぷらを揚げる。
いつの日か天ぷらを揚げるマスターの顔がまた見たい。