スキューバ器材の組み立てとホースの取り付け
スキューバ器材の組立て
ファーストステージ
レギュレターとオクトパス、ゲージパネル、BCDの4つの器材が揃ったら、組み立てる。
それぞれ箱から出し袋や余分なラベルを外し、順に並べる。
まずはレギュレターのファーストステージ。
ご覧のように3つのポートがあり、それぞれメクラブタがネジ込まれている。
反対側にも同じく3つのポートがある。
この内、上側にあるHPの刻印があるポートが高圧ホースのゲージパネルをセットする場所。
ファーストステージは上下が逆さまになっても使用上問題ない。
使用しやすい向きを確認する。
メクラブタ(ポートプラグ)
メクラブタは六角レンチという専門工具で外す。
メクラブタの穴に六角レンチをセットし、通常のネジと同じように回す。
時計の進行方向と同じ右に回せばメクラブタはしまり、時計と反対の左へ回せばゆるむ。
六角レンチはホームセンターや工具販売店、東急ハンズなどで入手できる。
インチサイズとセンチサイズがあり、大きさも多々ある。
通常は5mmのサイズが一般的、違うサイズを使用しているメーカーも一部ある。
高圧ホース穴の確認
今回はゲージパネルの高圧ホース、BCDの中圧ホース、オクトパスホースの3本を取り付けるので左側3か所のメクラブタを外す。
ゲージパネルの高圧ホースをセットする上部の穴だけ口径が大きい。
これは他のホースを誤ってセットすることがないようにするため。
万が一この高圧ポートに中圧ホースを取り付けると200kg/㎠の圧力に耐えられずホースが破裂する。
そんな失敗をしないで済むようにする予防策。
メーカーによってはこの予防措置のないものもある。
取り付ける順番は特に決まっていない。
取り付けやすいものから取り付ける。
ホースの取り付け
ホースの取り付けはモンキーレンチか150~200mmのモンキースパナを使用する。
メインセカンドステージ
メインの自分が呼吸するセカンドステージのホースは右側から出るようにセットする。
オクトパスホース
黄色いオクトパスは好みで右側でも、左側でもセットできる。
今回は楽に相手が使える向き、左側へ取り付け。
BCD中圧ホース
その前側の穴にはBCDの中圧ホースをセット。
ゲージパネルの高圧ホース
上の開いてる部分にはゲージパネルの高圧ホースをセットする。
これでセットOK。
この後は実際にスキューバタンクに取り付けてエアーを通して、確認する。
各4つ、それぞれの器材が正常に動作していることを確認してユーザーの手に渡す。
スキューバ器材を入手するときの注意
ユーザーが購入する場合、お金だけ払って器材を受け取って帰らないようにしたい。
必ずその場で器材のセット方法の説明を受け、実際にスキューバタンクにセットさせてもらう。
そして器材に異常がないか確かめてから受け取る。
スキューバ器材は入手後も調整が必要だったり、定期的メンテナンスが必要になる。
信頼のおける入手先が必要。