世界最強クマムシ、陸上でも水中でも生きていける
高温でも低音でも
クマムシ
クマムシという小さな生物がいる。
土の中、水の中、地球上のあらゆるところに生息。
その生命力は世界最強!
どの生物もかないそうにない。
高温、低温、乾燥、水中、深海、放射線にも強い。
高温度
151℃の温度に耐えられる。
沸騰した100℃のお湯をかけても死なない。
普通の動物なら生きてはいけない。
大泥棒の石川五右衛門も釜茹での刑で死んだ。
クマムシに釜茹での刑はできない。
温泉の蒸気が出ている場所でも生きていける。
低温度
また-273℃という極低温でも耐えることが出来る。
地球上で一番寒い所は南極。
観測史上最低気温は-89.2℃。
極寒の中、余裕で生きていける。
水中でも生きられる
陸上だけでなく水中でも
呼吸器系や循環器系の臓器は持たない。
酸素と二酸化炭素の交換は体の体表面で行う。
水中でも問題なく生きる。
乾燥すると寝る
乾燥にも強く3%まで耐える。
乾燥が酷くなると動きをとめ休眠状態になる。
急激な乾燥には弱い。
深海でも宇宙でも生きられる
深海でもOK
75000気圧にも耐えられる。
海の深さにすると750000mの深さの圧力。
地球で一番深い場所は太平洋のマリアナ海溝で深度10924m。
水圧にすると1092.4気圧、全然余裕で耐えられる。
世界で一番深い海でも生きられる。
宇宙でもOK
宇宙のような真空状態でも生きていける。
放射線にも強く3000~5000グレイまで耐えられる。
人間は4グレイで致死。
宇宙船の外で10日間露出したクマムシ。
太陽光を遮ったクマムシは問題なく生き、太陽光を直接浴びせたものは死ぬものも多くいた。
クマムシとは
そんなクマムシは2mmよりも小さい。
4対8脚を持つ、ずんぐりむっくりの緩歩動物(かんぽどうぶつ)。
その種類は世界で1000種類
動物の体液や植物の細胞液、堆積物の有機物が溶けた液体を吸って栄養源としている。
地球の環境ならエベレストの山の上だろうがマリアナ海溝の深海だろうが問題なく生きていける小さな最強生物クマムシ。