丸いクッションのようなマンジュウヒトデぬ棲む小さなヒトデヤドリエビ

クッションのようなマンジュウヒトデ

ケラマの丸いマンジュウヒトデ

丸いマンジュウヒトデ

ケラマの海、サンゴの間のガレ場に赤に黄色模様の丸いやつを発見。

大きさは25cmほど。

まるでボールのような球形。

これはマンジュウヒトデ。

小さいころはヒトデらしくて五角形だが大きくなるにしたがって膨らみ球形に成長する。

マンジュウヒトデの英名はクッションスター

丸いマンジュウヒトデ

まるで座布団のクッションのよう。

英語ではクッションスターとかクッションシースターと呼ばれる。

日本人と同じようにクッションに見えるらしい。

エサはサンゴ

こんな形をしているクセにエサはサンゴ。

オニヒトデと同じようにサンゴに乗って胃袋を出してサンゴのポリプを胃液で溶かして食べる。

サンゴを襲うマンジュウヒトデだがオニヒトデほど大繁殖せず、一般に嫌われてはいない。

オニヒトデのような毒棘もない。

触ると固く、表面はザラザラ。

マンジュウヒトデの秘密

高確率で小さなエビが共生

そんなマンジュウヒトデには秘密がある。

ほとんどのマンジュウヒトデにはカクレエビが共生している。

動かず、ただ丸いだけのマンジュウヒトデを見ても興味をそそられず通り過ぎるダイバーは多い。

けれどマンジュウヒトデを見つけたらじっくり観察するとマンジュウヒトデの秘密が見つかる。

ヒトデヤドリエビは大きさ7mm

マンジュウヒトデに共生しているエビの名前はヒトデヤドリエビ。

通常はマンジュウヒトデの下側に隠れている。

掴み上げてひっくり返すと大きさ7mm以下の小さなエビが動き回る。

今回は4匹の小さな生物が素早い動きで散らばり、マンジュウヒトデの下側へと逃げていく。

上下を何回か繰り返すと、疲れて動かないヒトデヤドリエビがでてくる。

マンジュウヒトデに共生しているヒトデヤドリエビ

マクロモードや顕微鏡モードでゆっくり撮影。

すると肉眼では見られなかったことがわかる。

マンジュウヒトデに共生しているヒトデヤドリエビ

ヒトデヤドリエビの細かい点々模様が見える

マンジュウヒトデの表面はザラザラ

マンジュウヒトデに共生しているヒトデヤドリエビ

マンジュウヒトデ表面の所どころに突起が出ている。

その他には小さな穴も無数に空いている。

またサメ肌のような細かいザラザラ面も確認ができる。

表面から管足のような物が?

マンジュウヒトデ管足?

さらにマンジュウヒトデの小さな穴か管足のような物が出ているのを発見。

これは何をするための器官か?

表面の汚れを落とすためのものか?

それとも酸素交換をするエラのようなものか?

今まで知らなかったので驚き。

もしかしたらヒトデヤドリエビはこれを食べているのかもしれない?