自分で見つけると嬉しい踊るキイロウミコチョウ
自分で見つける楽しみ
第2候補
透明度が悪い時に捜すのはオニカサゴだけではつまらない。
第2候補でピッタリのものがある。
中層を泳いでいたら超ラッキー。
泳ぐ姿はまず見ることが出来ない。
とても小さい
その大きさは現在2~3mm。
大きくてなっても5mmが最大。
そんな小さな生物に興味が持てない人もいる。
けれど意外と可愛い。
見つけられたら感激
そして自分で見つけられた時はとても嬉しい。
最初に1匹を自分で見つけられると次は2匹目、3匹目と続けて見つけられるようになる。
それがこの黄色いウミウシ。
江之浦周辺にいるのは真黄色で触角とお尻の先端が黒い。
小さな黄色いウサギのような形にも見える。
キイロウミコチョウ
小さいながら非常によく動く、小さいのでパッと見では解らないが着底してジックリ見ると動いているのが見える。
倍率5x以上のルーペとライトを携帯していくと役に立つ。
ここにもまた1匹めっけ。
夫婦二人で協力した写真
KMさんの写真
今回もKMさんの撮影した写真。
撮影はミラーレス一眼レフのマクロモードで撮影しているけれど被写体があまりにも小さい。
そこでINONのマクロレンズを2枚重ねを装着し、外部ストロボをつけて撮影。
それでもこの大きさ。
ピントがバッチリ合って撮れたらとても嬉しい。
全部で7匹撮影。
夫婦で分担
キイロウミコチョウを捜すコツを覚えた奥さんは2回のダイビングでキイロウミコチョウをひとりで10匹以上を見つけていた。
奥さんがキイロウミコチョウを見つけると旦那さんに教えて撮影する。
分業撮影。
夫婦仲良く揃っての水中撮影、パソコンで見るのが楽しみ。
その撮影の中でピントが合うものが何枚か出てくる。
それをトリミング。
ジャスピン!
見事な写真!
黄色い体をスカーフで覆い、長いスカートを引きずりながら歩く。
触角の黒い部分も、お尻の黒い丸ポチもハッキリ解る。
お尻の黒ポチは尾っぽのようで可愛い。
今まで知らなかった見たことのなかった世界が見えてくる。
幸せのyellowダンサー
ちなみにこのキイロウミコチョウはいつも水底を這っているが稀に中層を泳ぐことがある。
全身を使って泳ぐ姿、スカートを大きく広げ、ひらひらさせる見事なダンスに目を奪われる。
まるで黄色いコロボックルがダンスをしているよう。
全身運動は疲れるのかダンスは長く続かない。
ダンスを止めた体はゆっくりと水底に落ちていく。
あまり見られない珍しいシーンなので見つけたらダンシング中に夢を3回祈ってみよう。
良い事があるかもしれない。