大漁!昨年の8倍、宮城県三陸沿岸でマダコ豊漁
マダコ豊漁
サケもサンマも不漁
今年はサケの不漁でイクラが高騰。
サンマも不漁で同じく値段が高い。
最近、少し安くなったようだが皆小さいサンマばかり。
そんな中でイワシだけが豊漁。
他の魚のエサになるイワシが多いことは非常に良い。
タコが異常な豊漁
そして宮城県の三陸沿岸でマダコが異常なほどの豊漁との知らせ。
南三陸町で1カ月で昨年と同時期の4カ月分の水揚げ。
石巻市の石巻魚市場も10月の取扱量が昨年と同時期の8倍。
10月のタコの漁獲量は115トン、これほどの大量は60年ぶり。
タコ豊漁の良し悪し
南三陸のタコ漁
南三陸の漁師がタコ漁で使う道具はタコ用のカゴ網。
中にエサになる魚の頭などを入れ、水底へ沈める。
一晩放置、翌日回収しエサを捕り替えた後、また海へ投入。
カゴ網を仕掛ける場所は漁師の知る水底の地形、深度、底質、潮の流れと経験、そしてカンがたより。
現地の漁師の話では
「例年なら10個のカゴ網をあげて2~3匹入っていたら良い方だ、それが今年は全てのカゴ網にマダコが入っている。
時には1つのカゴ網に2匹入っている時もある。
こんなに捕れたのは初めてだ。」
と驚いている。
海外からの輸入品が減り、西日本などでタコの不漁が続いた影響で値段も高値、1kgあたり900円台で取引されている。
なぜ豊漁?考えられることは
海水温の上昇で千葉県や茨城県にいたマダコが暖流にのって三陸沿岸まで移動してきたか?
さらに卵を産んで繁殖をしたか?
カニなどのエサが豊富で発育が良かったか?
問題もある
けれどそう喜んでばかりもいられない。
タコの好物はカニだけではない。
アワビやサザエなども大好物。
これだけのマダコが捕れたということはまだ相当な量のマダコがいるということ。
三陸沿岸で捕れるアワビは最高級品といわれるエゾアワビ。
きっと数えきれない量のエゾアワビがマダコによって食べられる。
今年11月7日に始まったアワビ漁での水揚げは昨年に比べ小型で25%も少なかった。