魚の名前を覚える
魚の名前を覚えるにはまず魚を覚える
魚の形を覚える
魚の名前を見分ける基本は形。
魚体全体の形
- 丸い、楕円形、細長い、あんこ型、平べったい、流線形・・・
口の形
- 口が尖る、唇が厚い、歯が出る・・・
背ビレの形
- 先端が丸い、先端が長い、2つに分かれる・・・
胸ビレの形
- 長い、広い、丸い・・・
尾ビレ
- おうぎ形、直線、湾曲、先端が伸びる・・・
色、模様、大きさ
色は何色?
- 1色、2色、3色・・・。
何処に模様があるか?
- 縦縞、横縞、斜め縞、ドット柄、網目模様。
大きさは?
- 1cm、5cm、10cm、15cm・・・。
その他に記録すること
魚を覚えるには何回興味を持ってその魚を見るか。1回見た記憶はいい加減
- 何回も見て、特徴を捜す。
棲んでいる深度と場所
- 水底、水底からやや上、中層、水面。
生息地の水底の構成物
- 泥、砂地、ゴロタ石、岩場、海藻、サンゴ。
状態
- 泳ぎ方、ゆっくり遊泳、早く遊泳、中層にホバーリング、水底で動かない。
摂餌しているエサの種類
- プランクトン、魚、エビ、カニ、海藻、その他底生生物。
確認時期と水温
- 月と水温。
魚を覚えてから名前を覚える
何回も図鑑を繰り返して見ている人なら自分の知りたい魚がどこら辺のページに載っているか解る。
しかし見ている図鑑が1種類1枚の写真を掲載している図鑑なら難しい。
魚の色は変化する。
元気な時、眠い時、弱ったとき、婚姻色と色を変える。
赤ん坊から色と模様を2回変える魚もいれば3回変える魚もいる。
魚類図鑑は全てを網羅してはいない。
ゆえに魚類図鑑1冊だけで魚の名前を調べるのは難しい。
魚類図鑑は最低3冊
魚類図鑑は3種類以上所持した方が名前を確認しやすい。
- 手ごろな小型魚類図鑑は海遊舎の「伊豆の海水魚」
伊豆半島でダイバーが見られる魚700種類の生態写真図鑑。
- もう1冊は山と渓谷社の「日本の海水魚」
日本でダイバーが見られる魚1246種類の生態写真図鑑。
- 無脊椎動物(魚以外の生物)の図鑑も1冊あると楽しい
東海大学出版会の「フィールド図鑑 海岸動物」
初級編の無脊椎動物、生態写真図鑑。
魚の名前を調べるのにインターネットは優れもの
スマホ検索
現代の優れもの。
インターネットの検索システム。
なんでも知らない事を直ぐに調べる事が可能となった。
辞書も辞典も過去のもの。
スマホやPCでgoogle検索する方法もひとつの方法。
しかし、魚の名前が解っていれば検索できるが解らない魚を検索するのは難しい。
やはり図鑑は必携。
魚を覚えるのと名前を覚えるのは別物
魚の名前が解らないときは無理に解明する必要はない。
時間をかけて名前を解き明かしたら良い。
無理に知ろうとせず、自然に解るまで待つのもいい。
魚の名前が解からなくと魚を覚えていれば大丈夫。
それまで名前の知らない魚は自分で好きに名前を付ける。
本当は新種かもしれない。