座間味の夜咲く幻の花サガリバナ

サガリバナの花言葉は幸運が訪れる

座間味の梅雨

座間味の梅雨は雨が降ったり、曇ったり、晴れたりを繰り返す。

大雨が降るのは決まって夜。

朝になると雨の勢いは弱くなる。

港の中は夜中の大雨で陸水が流入し真っ茶色。

今までこんなに雨の降る慶良間は経験がない。

そんな座間味の今年の梅雨。

夜中だけ咲くサガリバナ

サガリバナ梅雨のこの時期、座間味には珍しい花が咲く。

それも昼間に咲かない。

夜中だけに咲く。

風変わりな花、サガリバナ。

場所は村役場の裏。

朝全ての花が散る

朝、明るくなると全ての花がめしべを残して散る。

昼間は咲かないサガリバナ。

夜になると新しい蕾が花を咲かせ、また朝5時ごろには全ての花が散る。

満開になるのは夜10時ごろ。

昼間なら虫で受粉

サガリバナ花は色鮮やかに着飾ることでハチや蝶などの虫を呼ぶ。

虫は花の蜜を吸い、雄花の花粉を纏い雌花まで運ぶ。

花は虫の助けを得て受粉することが多い。

サガリバナの花は昼間咲かない。

虫が活動する明るい昼間を利用しない。

どうして夜咲いて受粉ができるのか?

芳香で虫を呼ぶ

サガリバナの花の香りは優しいバニラの香り。

その匂いは強く、周辺に広く漂う。

真夜中の暗闇でも虫を引き寄せる。

夜行性の昆虫、サガリバナの花が好きな虫が受粉の役を担う。

幻の花サガリバナの花言葉

サガリバナの幻の花弁

サガリバナサガリバナは名前のように枝から垂れ下がる花。

長さは30~60cm。

細い枝に10~20個の変わった花を咲かす。

色はピンクから白、4枚の白い花弁から細い糸状の無数の雄しべが横向きに放射する。

常緑樹のサガリバナ

サガリバナ熱帯植物、常緑樹サガリバナは1年中緑の大きめの葉をつける。

日本では奄美諸島、沖縄、宮古島、八重山諸島の低湿地帯に分布する。

海外では台湾や東南アジアにも分布する。

高さは3~10メートルと大きくなる。

サガリバナの花言葉

花のシーズンは意外と長く6~10月、メインは6月末~8月。

白い果実は四角い楕円形でニワトリの卵と同じ大きさ。

サガリバナの花を見れば、きっと良いことがある。

サガリバナの花言葉は幸運が訪れる。