1年8ケ月ぶり復旧 伊豆山のボートダイビング

伊豆山土石流のあと

2021年7月伊豆山土石流

土石流の伊豆山の港

2021年7月3日、台風の刺激により線状降水帯が発生し静岡県と神奈川県に大雨を降らせた。

その影響で伊豆山の山間部に業者が盛土したものが土石流となり民家を襲いながら伊豆山港へ流出。

23人が死亡、今だ4人の遺体が見つかっていない。

被害住宅は128棟、避難住民190人。

現在の状況

土石流を除去した伊豆山の道

昨年2022年秋にはまだ閉鎖されていた道も開通。

泥は取り除かれアスファルトも洗い元通りに。

流されもしくは半壊して除去した家屋も多い。

土石流で廃墟になった家

被害の跡が残る建物もある。

1年8ケ月ぶり伊豆山再オープン

復興で整備された伊豆山港

1年8ケ月ぶりに準備が整った。

最後にトイレとシャワー更衣室が完成。

新品の水洗トイレ
ピカピカ トイレ

使用許可もおり伊豆山再オープン。

 

新品のシャワールーム
伊豆山温水シャワー

伊豆山のダイビングは真弓丸

真弓丸は健在

伊豆山の真弓丸は健在。

先代の島政男さんから継続。

当日は人数も多く、他の船に乗船。

伊豆山港とボート上の4人のダイバー

新根は変わらず

新根のブイに係留し、ダイビングスタート。

ブイの場所は2年前と変わらず。

ブイの下で18m。

やや深め。

移動し始めるとキビナゴの大群が銀鱗を輝かせ歓迎してくれた。

水温は16℃、透明度20mで良い感じ。

海中に生えるヤギ

イシダイとコロダイ

沖へ向かい、深度28mの砂地まで降りてみる。

予想していたネンブツダイの大群は拝めず、その影響でヒラメも見当たらない。

その代わりミギマキの顔が目立つ。

28mの砂地境の大岩にはイシダイとコロダイが何匹も逃げ隠れしていた。

沖根も変わらず

2本目は沖根に潜降。

ブイの位置も変わらず。

海底の岩に生えるウミトサカ
ウミトサカ

以前よりソフトコーラルが綺麗。

ダイバーが2年弱潜れなかったので増えている。

オキゴンベの子供がそこら中に目立つ。

何匹もいるがそれぞれ模様と明るさが違う。

近くまで寄って写真の被写体。

着底しているオキゴンベ

アカホシカクレエビ

アカホシカクレエビの腰ふりダンスに見とれる。

なぜこんなに体を左右に振るのだろう。

そしてイソギンッチャクの中をよく動き回る。

イソギンチャクに生息するアカホシカクレエビ

覗いているともう一匹現れてた。

しばらく見ていたい衝動にかられる。

ヒロウミウシ

大きさ12mmほど。

ヒロウミウシとしては大きい。

小さいが大きい。

カイメンの上のヒロウミウシ

鮮やかなピンク色。

ミノの先端は白っぽい。

ほとんど動かない。

その後、オルトマンワラエビ、ヘラヤガラの子供などを見てダイビング終了。

伊豆山名物イカの一夜干し

イカの一夜干し

天日干しの9枚のイカ

伊豆山でダイビング後に毎回ご馳走になるもの。

それがイカの一夜干し。

イカを開いて海水で洗い、半日干す。

皿の上の切った焼きイカ

焚火で焼いたら出来上がり。

サザエゴハン

特別注文で作ってもらうサザエゴハン。

海女さんになってママが捕ってきたサザエ。

潜っている間にガス釜で炊いてくれる。

米の立ち方が凄すぎ。

茶碗に盛ったサザエゴハン

体に良い味、イチオシ。

もつ汁とアジの開き

干物ともつ煮とサザエゴハン

野菜と肉の入った椀。

体が温まる。

焼きたてのアジも脂が旨い。

頭から齧りつく。

伊豆山復活!