赤いベニカミキリに目を奪われる
内羽を仕舞えない赤いカミキリムシ
春真っただ中
いよいよゴールデンウイーク。
コロナ禍で規制のあった2年間。
今年はコロナ予防はあるものの制約のゆるいゴールデンウイーク。
4月は天気も晴れたり雨が降ったり気温もコロコロ変わる。
それにしても今日は暑い。
今年初めてTシャツで車を走らせる。
赤い飛ぶ虫
信号で止まると赤い影が飛んできた。
フロントガラスに止まる。
見事に赤い体をした1.5cmほどの虫。
腹は黒い。
小さいが形はカミキリムシ。
フロントガラスに止まる赤い虫
風に飛ばされないように必死につかまる。
車が停車するたび、みょうに体を動かす。
気になって運転に集中できない。
スーパーマーケットのパーキングに車を止め、エンジンを切る。
綺麗な赤いカミキリムシ
派手というか、綺麗ない赤い体。
今までこんなに赤いカミキリムシを見たことが無い。
それとも見たことを忘れているのか。
以前、喜界島で見た青蜂(セイボウ)も見事だったがこの赤いカミキリムシも綺麗。
小刻みに体を動かす赤いカミキリムシ
見ていると頻繁に体を小刻みに動かす。
後ろ足だけで何度もお尻の辺りを触る。
他の足は体を支えたまま。
尾部先端に黒いは出張ったものがある。
この出張ったものを後ろ足で何度もさする。
何とかしたいらしい。
この黒い出張ったものは何?
上手くたためない内羽
もしかして内羽?
硬羽の内側へ上手にたためず飛び出してる。
羽をバタつかせ、内側へ入れようと努力するが上手くいかない。
後ろ足で押し込もうとするがこれも上手くいかない。
内羽は柔らかくて薄い。
強引にやって傷付けたら大変、切れたら治らない。
さっきから何度も羽をバタバタさせて仕舞い込む。
けれど上手くいかない。
後ろ足で確かめるたびに出張った羽が引っ掛かる。
その合間に風が吹いて体が飛ばされそうになる。
そんな情景を見てたら楽しくなってきた。
赤が綺麗なベニカミキリ
名前はベニカミキリ
赤いカミキリムシの名前はベニカミキリ。
大きさは13~17mm。
北海道、本州、四国、九州など広く生息する。
卵から孵化した幼虫は竹をエサとし竹の中でサナギとなる。
成虫は飛び回り、クリ、ハゼ、ネギなどの花蜜を食べる。
春4月~夏8月頃姿を見せる。
ベニカミキリの特徴
背中は綺麗な赤色。
頭、触覚、足、腹、は黒い。
頭の後ろの前胸部には5つの黒い点が特徴。
背中の硬羽は赤1色。
硬羽に黒点が2つあれば別種のヘリグロベニカミキリ。
昼行性。
毒は持たない。
珍しい種類ではなく、竹の多い場所では見つかりやすい。