怖い狂犬病日本ではゼロでも海外では要注意
狂犬病予防注射
予防注射の案内
狂犬病予防注射の手紙が届いた。
毎年、春先に届く案内状。
指定場所へ指定日に行くと多くの犬をつれた人たちが集まっている。
混んでいても順番は意外と早くまわってくる。
予防接種の時間は3秒ほどと短い、アッという間に終わる。
犬が怖がらないようにする配慮。
注射をうつ先生も手際が良い。
ステッカー
注射後にもらうステッカーと注射済を知らせる認識票。
玄関や門など入り口の目立つところに貼る。
平成31年注射済認識票
この注射済認識票を犬の首輪などの目立つところに付けておかなければいけない。
この認識票をつけないと罰則がある。
20万円以下の罰則金が課せられる。
車の免停の罰金よりも高い。
狂犬病
死亡率100%
狂犬病は恐ろしい。
それは狂犬病が発症するとほぼ100%死亡する。
そして哺乳類であれば誰でも感染する可能性がある。
今までコウモリ、ネコ、サル、タヌキ、アライグマ、キツネ、スカンク、牛、鹿、馬、ヤギ、ネズミなどの感染が確認。
発症の多くは狂犬病ウイルスに感染している犬に噛まれてその唾液からウイルスが感染。
日本も狂犬病被害
戦後、日本は狂犬病の被害が多かった。
狂犬病を撲滅するため政府は有効な対策をした。
野良犬をすべて排除する。
飼育する犬は市や区へ届け出、鑑札を出し、全ての飼い犬に1年に1度狂犬病の予防接種を実施する。
今の日本は狂犬病ゼロ
そのおかげで日本国内では60年以上狂犬病の発生がない。
現在も狂犬病の予防接種は続けられ、日本は狂犬病清浄国とされる。
ほかにはイギリス、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、グアムとハワイ、フィジーは狂犬病の発症がない。
世界的に考えると少ない。
世界的には多い狂犬病
アジア・アフリカ・ヨーロッパ・中南米など、ほとんどの国では未だに狂犬病が発生。
世界で(WHO、2004年)年間約55,000人が狂犬病で亡くなっている。
- アフリカ 15,130人
- インド 7,437人
- 中国 2,635人
- パキスタン 1,623人
- バングラディッシュ 1,192人
- インドネシア 1,113人
- ミャンマー 681人
- フィリピン 592人
日本では犬やネコを飼うことが当たり前であり、家族と思っている人も多い。
海外では要注意
同じような感覚を持って海外で犬やネコに接触しないように気をつけたい。
それが子犬であっても同じ。
狂犬病に感染している犬の特徴は尾が下がり、よだれを垂らし、吠える、苦しそう、様子がおかしいなど。
うっかり手を出して噛まれたら大変。
これから大型連休、海外へ行かれる方は気をつけて。