パンダは中国からの借り物、費用は1年1億640万円
パンダの名前は何故漢字?
シャンシャン
上野動物園のジャイアントパンダのシンシンの子供はすくすく元気に育っている。
32万2581件の応募から名前もシャンシャン(香香)に決定。
これからも大きく育つことを祈る。
漢字2文字
でも、リーリー(力力)とか、シンシン(真真)とか、ランラン(蘭蘭)とか、カンカン(康康)とか、皆中国的な名前。
それも同じ漢字2文字。
ゾウなら花子とか、日本人らしい名前がつけられる。
パンダの名前にはなにか中国との約束や秘密があるのだろうか?
王子動物園
神戸市立王子動物園のパンダ。
名前はタンタン(旦旦)。
やっぱり同じ漢字の連続。
アドベンチャーワールド
和歌山県のアドベンチャーワールドには5頭のパンダがいる。
5頭のパンダの名前はエイメイ(永明)、ラウヒン(良浜)、オウヒン(桜浜)、トウヒン(桃浜)、ユイヒン(結浜)。
ここで産まれた子供は母親の名前の一字、ヒン(浜)がつく。
中国的な名前ではあるが同じ漢字の連続は一つもない。
漢字を連続しなければいけないようなルールはないらしい。
日本にいる9匹のパンダは全て中国的な名前。
パンダは中国からの借り物?レンタル代は?
パンダは中国からの借物
日本にいるパンダの所有権は中国。
中国から借りている動物。
ワシントン条約でパンダの輸入は禁止されている。
ゆえにパンダの繁殖研究の為に輸入し、中国から借りている。
レンタル代は1年間1億640万円
上野動物園のパンダの場合、中国に支払う賃借料は年間2頭で95万ドル、契約期間は10年。
1ドルは現在約112円、95万ドルは1億640万円。
10年間だと10億6,400万円を中国野生動物保護協会へ保護活動費として支払う。
支払うのは上野動物園の所有者である東京都、都民の税金が使われる。
パンダの食費は1頭1日当たり10850円、年間約400万円。
2頭いるので800万円のエサ代。
それでもシャンシャンの経済効果は年間267億円、95万ドル支払っても採算がとれる。
もしパンダが死ぬと
自然死なら損害金はない。
けれど自然死以外の理由で死んでしまった場合には損害金を4,100万円支払わなければならない。
シャンシャンについてはまだ取り決めはないようだが2年後に中国より要請があれば中国へ戻すことになる。
目的は繁殖のために返却。
パンダの名前が中国的な理由はいつか中国へ帰るかもしれないパンダのために帰国しても呼びやすい名前にしている。