目の悪い人のダイビングマスクはどうする?
近視、乱視、遠視、老眼のダイビング
オプチカルレンズ

目の悪い人がスキューバダイビングを楽しむ時にはどうする?
視度矯正レンズ(オプチカルレンズ)を使うことが出来る。
マスク(水中めがね)のレンズを度付きレンズに変えられる。
または度付きレンズを貼りつけることが可能。
近視、遠視、乱視、老眼、遠近両用レンズまで個人に合った度を作ることができる。
もちろん水圧に耐えるように全て耐圧レンズになっている。
近視なら既製品
近視であれば-0.5度ごとに既製品が準備されている。
既製品の対応は-1.0度から-8.0度まで。
既製品のないマスクもある。
眼鏡の処方箋がなくても店頭でレンズの度を確かめられる。
度の合わせ方は強すぎるよりも若干弱いぐらいの方が使い易い。
オーダーレンズは処方箋が必要
既製品が合わない場合、処方箋をもとにオーダーメードでレンズを作成する。
眼鏡用の処方箋は事情を話せば眼鏡店や眼科医で書いてもらうことが可能。
処方箋には左右の近視(球面レンズ ー)、遠視(球面レンズ +)、乱視の度数と円柱軸(AX乱視の角度)、瞳孔間距離、また老眼の場合は遠用と近用と2種類。
コンタクトレンズは使えるのか?
ソフトコンタクトレンズなら可能
ハードコンタクトレンズは通気性が無いタメ使用できない。
通気性のあるソフトコンタクトレンズならマスクの使用も可能。
マスクに水が入ってくることもある、コンタクトレンズが紛失することを前提に使用する。
One day の使い捨てコンタクトレンズなら紛失しても経済的に問題無い。
目の見えない状態でも帰ってこられる?
コンタクトレンズを紛失したときは目が見えづらい。
その状態で水中から陸上まで帰ってこなくてはいけない。
心配なく戻ってくる自信があれば問題ない。
自信がなければ慣れるまでコンタクトレンズの使用は避け、オプチカルレンズ付きマスクの使用が無難。
オプチカルレンズの無い昔はどうした?
目の悪い人は少人数
オプチカルレンズが無い昔はどのようにしていたのか?
今よりも目の悪い人は少なかった。
けれど目の悪い人もいた。
マスク内に眼鏡を入れる
オプチカルレンズのない昔は眼鏡をマスクの内側に入れて使用する人がいた。
耳に掛けるテンプル部分を外し、フロント部分をマスクの内側へ無理矢理押し込む。
やがて市販されたのは吸盤付のプラスチックフレームをマスクレンズの内側に貼り付けるタイプ。
3倍曇る
レンズの表面が眼鏡の両面とマスクの内側と3面あるので曇る時は3倍曇る。
水滴も3倍つく。
正直よく見えない。
何年も後にマスクレンズの内側に視度矯正レンズを特殊接着剤で張り付ける商品ができた。