本当がウソでニセが本当のニセゴイシウツボ

ニセゴイシウツボ

大きなからだ

大きなウツボ。

長さ1.5mぐらい。

体中に黒いドット模様が広がる。

全部でいくつの点があるのか?

水中で数えるのは難しい。

見えない部分もある。

動くので無理。

このウツボの名前はニセゴイシウツボ

ニセゴイシウツボ
ニセゴイシウツボ

頭を出している部分からサンゴの中に入り左下へ尾部が続く。

パクパクする口

口をパクパク動かしている。

まるで人間を威嚇しているよう。

実はエラに水を通している。

ニセゴイシウツボ
ニセゴイシウツボ 02

怖い顔をしている。

飛び掛かってくることはない。

どちらかというと顔には似合わず臆病。

名前の言われ

ニセゴイシウツボという名前はなぜついたのか?

ちなみにゴイシウツボという魚はいない。

正確にいうと以前ゴイシウツボいう名前のウツボはいた。

体全身に碁石を散りばめたように黒い点があるウツボ。

まさしく写真のウツボを昔はゴイシウツボと呼んでいた。

ニセゴイシウツボ
ニセゴイシウツボ 03

そして小型のウツボで黒点模様があるウツボをニセゴイシウツボと呼んだ。

この2匹が親子であるとはその時代解らなかった。

親子であることが判明すると名前を統一する必要性がでてきた。

なぜそのように決めたかは知らないが子供の名前ニセゴイシウツボを残し、親の名前であったゴイシウツボという名前を抹消してしまった。

似せる相手のないニセゴイシウツボになってしまった。

なんともお粗末な話。

口の中まで碁石模様

ニセゴイシウツボ
ニセゴイシウツボ 口の中まで碁石模様

口の中を覗く。

碁石模様は体の表面だけでなく口の中まで広がる。

遠くから見れば白の下地に黒の碁石模様は保護色に見える。

けれど口の中の碁石模様は何のためか?

ゴイシウミヘビ

話はずれるがゴイシウミヘビという名前の魚ならいる。

爬虫類のヘビではない。

形はほぼウナギと同じで黄色に大きな黒丸の碁石模様の魚。

長さはうなぎより1.5倍ほど長い。

その色から美味しそうには見えない。

色が全部黒ならウナギと信じそう。