沖縄は1000cc牛乳パックがなく946cc
1000cc牛乳パックのない沖縄
牛乳パックは946cc入り
牛乳やジュースは1リットルの紙パックで販売されているのが一般的。
ところが沖縄では1リットル入りの紙パックで牛乳は販売されていない。
946cc入りの紙パックで販売。
1リットルより54cc少ない。
沖縄ではそれが普通。
なぜ?
第二次世界大戦後
第二次世界大戦後、沖縄や八重山諸島はアメリカの統治下にあった。
その当時リットルの単位は使われていなかった。
アメリカの単位であるガロンを基準としていた。
1リットルでなく1ガロンが基準
アメリカの1ガロンは約3.785リットル(イギリスやカナダの1ガロンは約4.546リットル少し量が違う。アメリカの1ガロンを基準に話す。)
原油ではこのガロンやバレルが使われている。
1バレルは42ガロン、約160リットル弱。
946ccの牛乳パックはこの1ガロンをもとにしている。
1/4ガロン946cc入りパック
つまり1ガロンの1/4。
3785cc÷4=946.25cc。
沖縄返還以前ではパック製造工場で1ガロンの1/4である946ccパックが作られていた。
沖縄が日本へ返還されたのは1972年5月15日。
返還したからといって工場では直ぐに1リットル=1000cc入りパックに変えられない。
変更するには交換するパーツや機械が必要、手間と時間そして費用もかかる。
とりあえず不自由は認められず、沖縄返還後から現在も同じ946cc入りパックが使用されている。
沖縄以外の牛乳会社が沖縄で販売する場合も946cc入りパックの牛乳を送る。
ちなみに一般的な500ccパックも沖縄では1ガロンの1/4。
473ccパックを使用している。
補足:1リットル=1000cc=1000ml