新型コロナウイルス発表は総合計感染者数ばかり

現在の新型コロナウイルス感染数が知りたい

新型コロナウイルス感染の回復者数をなぜ言わぬ?

なぜ日本のニュースでは1日ごとの新型コロナウイルス感染者数と合計感染者数だけを発表するのだろう?

もちろん死亡者数も発表するけれど回復者数の発表はあまり聞かない。

感染者数も大事なら回復者数も大事だと思うのだが。

必要なのは現在の感染者数、総合計じゃない

世界各国の総合計感染者数を競い合いをしているかのように発表。

最初は中国感染者数1番、続いて1番になったのがイタリア、そして現在は圧倒的にアメリカ。

そして日本国内の感染者数の発表も今までの総合計の感染者数。

今まで感染した総合計感染者数ではなく、現在の感染者数が知りたい。

感染する危険があるのが現在の感染者数、ゆえに知りたい。

現在の感染者数を知るなら総合計感染者数から回復者数と死亡者数を引かなければいけない。

大きい数字の方がインパクトが強いから回復者数を発表せずに総合計感染者数を発表するのか?

なんとも不思議な感じがする。

総合計感染者数を現在の感染者数と勘違いしている人も多いのでは?

新型コロナウイルス感染者数4/18
新型コロナウイルス感染者数4/18

4/18現在の感染者数は10,181名でなく8,962名

日本の新型コロナウイルス感染者数は4月18日現在で昨日よりも677名増えて10,181名、死亡者数は16名増えて207名。

あまりニュースでは発表されない回復者数は94名増えて1,012名。

現在の感染者数は総合計感染者数10,181名から死亡者数207名と回復者1,012名を引いた8,962名が現在の新型コロナウイルス感染者数。

4/18の今感染する可能性のが高い患者は10,181名でなく、現在の感染者8,962名。

※5/24の感染者数は総合計感染者数12,388名から死亡者数317名と回復者2,408名を引いた9,663名、まだ10,000名は超えていない。

しかし、ニュースでは越えたような感じにとらえられる。

※ゴールデンウイークに入り現在の感染者数が10,000名を超える。

※5/8の総合計感染者数15,547名、死亡者数557名と回復者5,146名を引いた9,844名が現在の感染者数。感染者数は2週間ぶりに10,000名を下まわる。

※5/10の総合計感染者数15,747名、死亡者数613名と回復者8,127名を引いた7,007名が現在の感染者数。2日で約7,000名まで下がる。

※5/13の感染者数は総合計感染者数16,024名、死亡者数668名と回復者9,868名を引いた5,488名が現在の感染者数。6,000名を下まわる。

※5/20の感染者数は総合計感染者数16,424名、死亡者数777名と回復者12,286名を引いた3,361名が現在の感染者数。4,000名を下まわる。

※5/22の感染者数は総合計感染者数16,536名、死亡者数808名と回復者13,005名を引いた2,723名が現在の感染者数。3,000名を下まわる。

※5/25、全国的に緊急事態宣言解除。

※5/28の感染者数は総合計感染者数16,683名、死亡者数867名と回復者13,973名を引いた1,843名が現在の感染者数。2,000名を下まわる。

※6/06の感染者数は総合計感染者数17,668名、死亡者数935名と回復者15,850名を引いた847名が現在の感染者数。1,000名を下まわる。

回復率は

今まで10,181名の感染者数に対して回復者数が1,012名、全体の9.9%しか回復していない。

2週間前(潜伏期間14日間と考え)の4月4日までの感染者数が2,935名、この日以前患者だったものが回復したと考えれば回復率は34.4%に上がる。

現在の状態では回復率はなんとも言えない。

感染した日が解らないので、回復率の計算は出来ない。

この新型コロナウイルス感染症が終息したときに数字がハッキリする。

死亡率

死亡率に関しても新型コロナウイルス感染症が拡大している今はハッキリしない。

あえて現在の状態を数字に当てはめれば、死亡者数207名を総合計感染者数10,181名で割れば出てくる。

現状では死亡率2%。

100人に2人、50人に1人が亡くなっている。

若い人より年配者の死亡率が高い。

新型コロナウイルス感染症状と感染しやすい時期

新型コロナウイルス感染は2通りの状態がある。

軽症の場合

無症状または、熱、咳、クシャミ、のどの痛みなど一般的な風邪の症状が出て1週間ほどで軽快する。

風邪と同じ症状だが1~3日では治らず長引くのが特徴。

必ずではないが軽症は年齢の若い人に多い。

重症または重篤になる場合

発症の最初は風邪と同じ軽い症状。

7日目位から症状が重くなる(息苦しさ、味覚を感じない、臭いを感じない、間接痛などの症状。年配者は倦怠感や体がむくんだり、下痢などの症状もある)。

10日前後から呼吸苦が生じ重症化、入院の必要が生じる。(人工呼吸器が必要)

回復するにはハッキリしないが2~4週間要する。

感染しやすい時期

発症後3~4日間の感染力が強い。

重症化した場合は感染力が維持され、長い期間にわたり院内感染を引き起こしやすい状態。

医師、看護師は特に注意が必要。

新型コロナウイルス感染症の治療は

風邪のような症状の場合には対症療法(熱や咳などの症状を抑える治療)を行う、風邪と同じ。

肺炎の場合は酸素投与、全身循環管理に加えて抗ウイルス薬の投与が有効な場合がある。

特に重症な場合には、人工呼吸器の使用が必要。

抗ウイルス薬はカレトラ、新型インフルエンザ用治療薬であるアビガンなどの臨床試験が行われている。