流れと大物、魚いっぱい西川名

流れは西川名の代名詞

ひさしぶりの凪

海は青く空には太陽。

雲は白く所々に点在。

風も波もうねりもない。

久しぶりの凪。

海はまったりとしている。

ボートをパーマネントブイに係船すると北からの流れに逆らい船が揺れる。

ダイビングの始まり

レギュレターを銜え海へ飛び込む。

暖かい!

水がぬるい。

水温計を見ると26℃。

黒潮が側を通り支流が入ってきた。

今は9月末。

水底が見える。

透明度は20m。

気分は最高。

いつもの流れ

泡は後方へと流れていく。

ロープを掴む手に力が入る。

流れが強くてもロープをたどれば泳がなくとも楽に移動できる。

潜降ブイについたらBCDの空気を抜き、潜降ライン沿いに水底へ。

ラインさえ離さなければ焦る必要はない。

耳抜きをしながらゆっくり行けばいい。

水底は水面ほどは流れが強くない。

移動を始めるとすぐに西の山が見えてきた。

魚の宝庫

今日の群れはイサキ

それにしても凄いイサキの数。

そこらじゅうイサキだらけ。

イサキ
イサキ

塩焼きにしたら何人分出来るのか?

刺身やにぎりでも食べてみたい。

1匹の大きさは25cm以上。

獅子浜のウリ坊とはサイズが違う。

立派に成魚。

釣りの対象サイズ。

イサキの向こうにクエ

向こうにはクエの姿も見える。

大型のハタ。

全島1.3m、体重は30kgになる。

クエの別名はモロコ。

九州のアラ鍋はこのクエのこと。

実はアラという名前の魚は別にいる。

クエ(モロコ)
クエ(モロコ)

このクエ一匹で何十人前の刺身が取れるだろう。

値段は何十万円もする。

戻りのエアー残量を計算しながらV字谷まで移動。

黄色点のコロダイ

岩陰にいるのはコロダイ。

動き回らず水底近くでおとなしい。

昼寝中か。

コロダイ
コロダイ

体中に黄色い点。

かなり近寄っても逃げない。

大きさは80cmほど。

この子も大きい

大きなイシダイ

隣の岩下から大きな魚影が出てきた。

イシダイだ。

これもデカイ。

70cmぐらい。

イシダイ(クチグロイシダイ)
イシダイ(クチグロイシダイ)

イシダイの特徴である黒い縞模様は見られず全体に黒っぽい。

目から先、口にかけては真っ黒だ。

クチグロと呼ばれるイシダイの老成魚。

西川名の名物ヒゲダイ

そして西川名の名物と言われるヒゲダイの登場。

ヒゲダイ
ヒゲダイ

黒っぽい魚体。

ウロコは大きい。

数匹で並んで水底近くや岩の窪みで休んでいる。

昼寝の最中。

受口で下アゴの先にはヒゲがついている。

このヒゲが何の役にたつのかは解らない。

ヒゲダイのひげ
ヒゲダイのひげ

それにしても千葉県房総半島館山の西川名はいつ行っても流れと大物、魚でいっぱい。