鳴かない家にいるヤモリ

ヤモリが顔を見せる

夏日

早いもので今日から5月。

May day、ゴールデンウイークど真ん中。

日中は暑い日が数日続いて初夏の装い。

昨晩、犬の散歩に出かけた娘が直ぐに戻ってきた。

見て見て珍しいものがいたよ!

ヤモリ出現

両手で覆って持ってきたのは7cmほどのヤモリ。

とうとうヤモリがでるようなそんな時期になったかと嬉しく思う。

体の大きさからすると昨年生まれたヤモリらしい。

小さな水槽に入れて写真を撮っていた。

何処にいたのかと聞くと道路で腹ばいになっていたという。

餌場を捜して移動中だったようだ。

早く逃がそう

肌の色はグレーとダークグレーの説明できない柄が入っている。

直ぐに水槽の壁を5本の指を貼りつかせ昇ってくる。

明るい部屋に連れて来られて緊張している。

早く外に逃がしてやらなければ、しっぽは切れるから触らないように注意すると庭へ放しに行った。

人気のヤモリ

家守と守宮

ヤモリを漢字で書くと家守または守宮。

トカゲに似たこの動物はちょっと見た感じは気味の悪い爬虫類に見える。

見つけるのも夜がほとんど。

けれど昔から家を守る動物として有難たく思われている。

海外でもヤモリを良き動物としている国がほとんど。

ハワイでは Gecko の名前でTシャツまで売っている。

害虫を捕食する有難い動物

ヤモリは蚊やハエ、小型の蛾などを食べる。

トカゲほど動きが早くなく、捕まえても噛みつくこともなく大人しい。

壁や天井につかまっている時のヤモリの色はアイボリー。

肌はやや冷たく柔らかい。

ヤモリのシルエット

個人的に好きなのは窓に貼りついている時のヤモリの姿。

家の明かりが漏れる窓に蚊などが集まってくる。

それを捕食するためにヤモリが窓に貼りつく。

お腹側の白い部分が丸見え状態。

前足、後足、5本の指をめいっぱい広げ、指先も丸い。

蚊がくるとチョロチョロ動きパクつく姿は何とも言えない。

どんどん蚊を食べて太っておくれ。

鳴かないヤモリ

ケッケッケッケッケッ!

そういえば家にいるヤモリの鳴き声を聞いたことがない。

沖縄や昨年行ったバリでもヤモリは鳴いていた。

決まって鳴き声は「ケッケッケッケッケッ!」。

どこの国でもヤモリの鳴き声は「ケッケッケッケッケッ!」

日本語とか英語とかインドネシア語などの区別はなく、発音も同じ。

縄張りを示すための鳴き声だという。

我が家にいるニホンヤモリは生息数が少なく、縄張りを示す必要も無いので鳴かない。

ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキ
ヒョウモントカゲモドキ

写真は娘の部屋の居候。

中央アジアから西アジアに生息するヒョウモントカゲモドキ

といってもヤモリの仲間。

寿命は10年~29年、水だけで1ヵ月生きることが出来る。

この子も鳴かない。

2020年6月永眠しました。