西伊豆で見つけるヒメゴンベとナメラヤッコ
伊豆の海で熱帯魚を見つける
南の魚
田子のフト根はキンギョハナダイだけではない。
この尖がった岩には意外と多くの魚が生息。
外側だけでなく岩の隙間にも面白い魚が見られる。
普通はオキゴンベ
今回驚いたのはゴンベの仲間。
相模湾で見られるゴンベの多くはオキゴンベがほとんど。
模様があまりない黄色またはオレンジ色のオキゴンベ。
しかしこのフト根で見られるゴンベは赤と黒のドット柄がある。
そこらじゅうにいるのは全て同じゴンベ。
写真を撮ろうと思ってもチョコチョコとすばしっこくてピントが合わない。
1回目のダイビングではここまでしか判断できない。
ミナミゴンベとヒメゴンベ
休憩中に調べる。
体中にドット柄があるゴンベは2種類。
尾ビレに柄が無く透明ならミナミゴンベ。
尾ビレにも体と同じドット柄があればヒメゴンベ。
2本目は尾ビレに注目してダイビング。
20匹ほど見る。
すべて尾ビレにも赤のドット柄。
フト根にいるゴンベはヒメゴンベと断定。
そう言えば以前にもゴンベの違いをブログにあげた記憶がある。
時間が経つと忘れてしまう。
伊豆で見つけると心躍るナメラヤッコ
沖縄に行かなくても見られる
沖縄や八重山諸島へ行けば見られる熱帯魚。
それを伊豆近辺で見つけると興奮する。
そんな熱帯魚のほとんどは水温が下がる1~2月には死んでしまう。
以前は死滅回遊魚と呼ばれ、今は季節回遊魚と呼び、死を使わない。
背ビレにも目があるイシガキスズメダイ
今回は早速深度14mの岩の隙間に見つけたのは小さなスズメダイ。
それも瞬間的に隙間から出てはまた隙間に隠れてしまう。
大型の魚に襲われるために非常に警戒心が強い。
静かに動かずに見ていると5匹ほどが出たり入ったりしている。
名前はイシガキスズメダイ。
全体がオレンジ尾部が黒と白。
背ビレ前部には眼と同じ模様がある。
臆病なナメラヤッコ
そしてもう1っ種類。
とっても地味な色。
地味だけど色が渋い。
ウグイス色が混じるアイボリーという独特の貴賓さがある。
警戒心が強く南の海でも中々近づくことが出来ない。
名前はナメラヤッコ。
チョウチョウウオではなくエンジェルフイッシュの仲間。
体色は青みがかったアイボリー、尾部へ行くにしたがって黒くなる。
黒い尾ビレの周囲は青みがかる。
白目にあたる部分はオレンジでその外周はブルー。
静かにしてても穴の奥に隠れ、姿を見せてくれない。
伊豆で見つけると心躍る。