蚊の入る網戸と蚊が入らない網戸
網戸があるのになぜ蚊が入る?
戸は閉まっているのになぜ
暑い日がこれから続く。
蒸し暑い晩にはクーラーのスイッチを入れたくなる。
眠りづらい夜、うつらうつらしているときに耳もとに聞こえてくるあの嫌な音。
その音は暗闇の中を自由に飛ぶ。
大きくなり、小さくなりを繰り返す。
刺されたら痒くてまた寝れない。
1匹仕留めてもまた翌日には自由に飛んでいるやつがいる。
なぜだろう?
窓は全て閉っている。
蚊の通る穴などない。
換気のためには部屋の窓を開ける。
窓には網戸が張ってある。
窓を開けておいても蚊や蛾などの虫は1匹も入るはずがない。
原因は左半開きの窓
原因は娘の部屋にあった。
そこには網戸を左側に寄せて、左半分だけ開けている窓。
いつも窓は右側だけを開けるようにしている。
理由はもちろん蚊や蛾、カメムシなどの侵入を防ぐため。
アルミサッシの横スライド窓
窓には色々なタイプの窓がある。
ここで話をするのは横スライドタイプ。
アルミサッシの一般的な窓がこの横スライドタイプ。
横スライドタイプのほとんどが2枚のガラス窓で出来ている。
そして網戸は外側に1枚だけ取り付けられている。
蚊の入らない窓
向きの決まっている3枚の戸
一般的な横スライドタイプの窓は外側から網戸、左ガラス戸、右ガラス戸と3枚の戸が順番に組み込まれている。
この順番は全国どこでも変わらない。
窓製造メーカーの設計プランで決まっている。
窓を全開にするなら左ガラス戸でも右ガラス戸でもどちらでも構わない。
全開にした側に網戸を寄せれば蚊の入る隙間はなくなる。
けれど左側の窓を少しだけ開けた場合や半分だけ開けた場合には網戸とガラス面に指が入るほどの隙間ができる。
蚊は、明り、温度、二酸化炭素、人間の臭いを頼りにこの1~2cmほどの隙間から家の中へ侵入する。
蚊を防ぐには右ガラス戸だけを開閉
蚊の侵入を防ぎながら窓を開けるなら右ガラス戸だけを開閉する。
網戸を右側へセットし、左ガラス戸をきちっと閉めておけば虫の入る隙間は出来ない。
右ガラス戸は全開でも、半開きでも、何の問題もない。
ゆえに日頃の習慣として窓の開閉は特別なことがない限り、右ガラス戸だけを使用することが好ましい。
たったこれだけの事で蚊の侵入を防げ、今晩から安眠を手に入れられる。
左ガラス戸を半端に開けない
蚊だけではない。
蛾も、カメムシも、クモ、ゴキブリの侵入も防げる。
逆に中途半端に左ガラス戸を開けていれば、嫌われている虫が入ってくる。
自分自身で虫の侵入する道を開けてしまわないようにするべき。
それは簡単。
右ガラス戸だけを使用することで解決する。