与那国の海底遺跡、狭い入口と謎の二枚岩

海底遺跡の眠る島

海底遺跡の場所

与那国島は東西左右に長い島。

海底遺跡があるのは島の南側(地図では下側)の中央やや右。

新川鼻(あらかわはな)と言わる断崖の下、150mほど沖にある。

与那国

遺跡の一部は水面上から出て波が砕ける岩となっている。

水面上の岩を見ても遺跡の雰囲気はわからない。

1986年に海底遺跡は発見

10年前にテレビ放送された「Drコトー診療所」の撮影場所もこの与那国島。

遺跡からも比較的近い場所にある。

この海底遺跡は1986年ダイビングポイント調査中に新嵩喜八郎(あらたけ きはちろう)氏によって発見された。

海底遺跡に潜る

レギュレターを咥えてボートから水温24℃の海へ飛び込む。

あたり一面が透けるように見える透明度40mの世界が広がる。

岩に向かって潜降して行くと様々な熱帯魚が泳ぐ。

水底は岩場、深度15m。

入口は狭い

その先に入口と言われる横穴がある。

人ひとり通るのがやっとの大きさ。

与那国の海底遺跡
与那国海底遺跡 エントランス

大きな荷物を持っては通れない。

長さは10mほど。

なぜ、わざわざこんな狭い所が入り口なのか?

外敵や恐ろしい害獣の侵入を防ぐとしたら都合が良い。

ニ枚岩

入口を抜け、正面に突き当たると平らな巨大な岩が2枚、岩の隙間に立てかけてある。

ニ枚岩と呼ばれる。

与那国の海底遺跡
与那国の海底遺跡 二枚岩

とても大きい。

長さは10mぐらいある。

下に寝かせて置くならわかる。

でも立てかけてある所が謎。

なんのために立てかける必要があるのか?

簡単に立てかけられる重さではない。

どのように運んだ?

昔の人がどうやって運んだのか?

ダイダラボッチが運んだのか?

それとも宇宙人か?

わからない。

誰が何のために作った岩なのか?

すべてが謎。

さらに岩を左に見ながら沖へ向かう。

次へ続く