伊豆大島のボートダイビング、野田浜の沖根
早朝大島到着
着港は岡田港
早朝am04:50にかめりあ丸は着いた。
朝到着する港はほとんどがこの岡田港。
海況次第で港は変わる。
元町港に着岸できる確率は年間3割しかない。
ほとんど岡田港が高い確率で定期航路の港として使われる。
下船
帰省と観光客の流れに乗ってかめりあ丸を下船。
港に置いてある キャラバンに乗りホテル Palm Beach へ向かう。
港の坂を昇りながら水平線を登る朝日を拝む。
朝焼けの中を昇る太陽が瞼に焼きつく。
ホテル到着後は仮眠
ホテルに着くと朝食08:00まで仮眠の時間。
朝早く眠い体、揺れない布団と藺草の匂いで深い眠りに引き込まれる。
自分にとってこの時間は眠らない。
準備の時間。
大島のダイビングはここから始まる
器材準備
ダイビング器材の準備、ウエイトと予備ウエイト、スクーバシリンダーを人数分と予備を積み込む。
器材の準備後は缶コーヒーを飲みながら島半分のポイントを自分の目で見て周る。
当然、毎日のように天気図を見ながら海の海況を予測。
けれどやはり当日現場でないと解らない海況がある。
だいたいの場合は予想と同じだが時おり裏切られることもある。
車を走らせポイント視察
元町から始まり、いずみ浜、アカッパゲ、鵜の岩、万立て、ケイカイ、野田浜、乳ケ崎、岡田、秋の浜と車で周わる。
全体的に何処も入れるコンディション。
今回の目的地は野田浜の沖にあるラクダの根。
野田浜のアーチ
野田浜は道路から海岸に沿って坂を下り小さな入江からエントリーする。
岩づたいに沖に出ると深度12mで砂地になり、野田浜名物の人間2人が同時に通れる岩のアーチがある。
ダイバーがいない時には魚の隠れ家になる。
この深度12mの砂地を真っすぐ沖へ120mほど行くと深度14mで鮫待ちという岩場が現れる。
左側に砂の水底を見ながら、この岩盤はさらに沖へと続く
砂地と岩盤の境を沖へ向かうと岩盤は深度16mの棚をキープ、砂地はゆっくりと深度を増す。
砂地と岩盤の落差が大きくなる。
ラクダの根
海岸から500~600m沖へ、砂地の深度が27mになると岩盤から少し離れた場所に2コブの競り上がる大きな岩が出てくる。
これがラクダの根。
ここら辺はビーチダイビングでは遠すぎて辿り着けない。
ボートダイビングのポイント。
流れも相当なもの
南からの海流が平らな砂地を通過。
このラクダの根や大きな岩盤にあたり乗り越えていく。
時によって激流の流れ、トカラ列島の黒潮の流れを思い出す。
多くの魚がその強い流れを頼りに生活をしている。
そしてラクダの根から更に沖へ向かうと岩盤上は深度は18mに落ちる。
砂地の水底は40m前後。
ウサギ
さらに進むと離れに3つの岩が出てくる。
どれも水底から競り上がった突起のような岩。
ウサギの根と呼ぶ。
長く続いた岩盤地帯もここで終わる。
最終地点には、深度18mの角に尖がり岩があり、深度60mの深みへと落ちていく
ダイビングのスタイルはボートダイビング。
ドリフトダイビングでなければ潜れない。
この流れに今日これから潜る。