タツノオトシゴと呼ばれるハナタツ
2日続けてタツノオトシゴ
ハナタツ探し
昨日、雲見牛着岩、子牛の横穴の入り口左側、壁上方に黄色いハナタツを見つけた。
今日も再度同じ穴を捜してみる。
トンネル内は暗いのでライトは必携。
昨日と同じ所黄色いハナタツ
穴に入ると直ぐにハナタツが見えた。
他のダイバーには誰にも見つかっていない。
じっくり粘って撮影。
タツノオトシゴってハナタツのこと?
タツノオトシゴはハナタツやオオウミウマなどのタツノオトシゴ類の総称。
尚且つタツノオトシゴという種類の魚もいる。
竜の落し子、英語ではシーホース(sea horse)。
日本では一般には食用にはしないが中国、台湾では油で揚げたり、乾燥したものをスープなどで食べる。
乾燥したタツノオトシゴは漢方で利用。
強壮薬として疲労回復、精力増強薬として使用。
タツノオトシゴは幸せのシンボル
タツノオトシゴは幸運のシンボル、安産のシンボル、子宝のシンボル、恋愛成就のシンボル、夫婦円満のシンボル、健康のシンボル、航海安全のシンボル。
世界で好まれている。
タツノオトシゴは外見も生活様式も他の魚と違う。
産卵の状態も変わっている。
タツノオトシゴはオスが出産
普通の動物界ではありえないこと、タツノオトシゴはオスが出産する。
オスが出産なんて不思議。
成熟したタツノオトシゴのオスとメスが出会い、オスの求愛行動にメスが刺激されると産卵が始まる。
メスとオスがお腹をつきあわせてメスがオスのお腹に産卵をする。
オスのお腹はカンガルーのように育児嚢の腹袋がある。
その腹袋の上部の入り口へメスは長い時間をかけて卵を産みつける。
産卵はハート型
その姿はラブラブのカップルがキスをしながら抱き合うようでハート型に見える。
オスは卵を腹袋に受け取ると入り口を閉め、体を揺らして受精を促す。
メスのお腹は膨らまず、オスのお腹は膨らむ。
そして卵は腹袋の中で孵化し、しばらくは父親の腹袋の中で育ち2~3週間後に出産。
腹袋をポンプのように動かし入り口からチビタツたちは世の中へ飛び出す。
生まれたばかりの子供たちは水面へ浮上し、流されながら直ぐにエサを求めて旅立つ。
その他にも
ボウズコウイカ

7cmほどのボウズコウイカの偽色擬態。
この大きさで大人。
ボウズコウイカはサラサエビが大好物。
捕獲に失敗することも多い。
獲物のサラサエビは捕れたか?
オルトマンワラエビ

クモののようなカニのうなオルトマンワラエビ。
エビでもカニでもなくヤドカリの仲間。
昔はムギワラエビと呼んでいた。
ムギワラエビは別種として存在する。
ムギワラエビの生息深度は深く、関節部の色は紅白の2色。
テヌウニシキウミウシ

とっても派手なオレンジ色。
13cmぐらいの大きさ。
ウミウシとしては大型なニシキウミウシの仲間テヌウニシキウミウシ。
目立つので見つけやすい。
スミゾメミノウミウシのペア

そしてスミゾメミノウミウシもペアで登場。