雲見のエレベーター付き楽ちんボートダイビング
雲見は古くからあるダイビングポイント
雲見温泉
静岡県の南西に位置する雲見温泉。
40年以上前からダイバーを客として受入れていた。
民宿と海の幸、タンクのレンタルとエアー充填、沖岩へ船での磯渡しをダイバーに提供。
現在、民宿の料理のグレードがかなり上がっている。
ダイビングは水中ガイドもおり、全器材のレンタルが可能。
ボートは昔のような磯渡しダイビングではなく、完全なボートダイビング。
磯渡しダイビングとは
磯渡しダイビングとは通常のボートダイビングとは違う。
タンク、ウエイト、レギュレター、ダイバー全てを船で沖の岩に渡してもらう。
岩に降りたら岩の上でスキューバの組立準備。
岩場から潜り同じ場所に戻ってあがる。
決めた時間に船が迎えに来る。
磯釣りの磯渡しと同じ
磯釣りで磯渡しは普通に行われる。
ダイビングでは珍しい。
今はもう実施していない。
ボートダイビングの方が楽。
楽ちんエレベーター付きボートダイビング
雲見でいつも使用しているダイビングボートは船尾にエレベーターがついている。
エキジットするとき一度に3~4人同時にボート上に乗船することができる。
ウエイトもタンクもフィンも履いたまま。
エキジットゲートに立つだけ。
水面からボートデッキまで引き上げてくれる。
とても楽ちん。
一度やったらやめられない。
効率の良いエレベーター付きボート
エレベーター船はエキジットさせる時間が短い。
また船長は操舵室から出ることなく全ての操作ができる。
潜るポイント名、浮上する場所、出発時間、潜水時間を伝えておく。
この情報をもとに2隻のボートが港と沖をシーソーのように往復送迎する。
陸上STAFFと船長のやりとりはハンドレス無線。
無駄のない動きとトラブルのないシステムに毎回感心する。
1ダイブ目は牛着岩の沖側
牛着岩
ダイビングポイントは沖の牛着岩(大牛岩、子牛岩)の周りがメイン。
他にも岸沿いの岩場にも天然洞窟など、いくつかのポイントがある。

乗船すると船尾で準備。
ポイント名24(ニーヨン)に到着。
ここは牛着岩、大牛岩と子牛岩の間の沖側。
大きな岩が2つ重なってトンネルになっている。
深度が24mあるので24(ニーヨン)と呼ばれる。
今回はエレベーターで水面へエントリー。
ニーヨンのブイにつかまって潜降開始
ブイにつかまり潜降開始。
赤潮の影響はない。
ロープ沿いに潜降していくと水底の透明度は15m。
水温16℃、やや低い。
透明度があり気持ちが良い。
ニーヨンの大きな岩の沖にのんびり泳いでいる魚が1匹。
弓矢の的の模様があるマトウダイ
体側に大きな丸印がある。
的(まと)のような模様なのでマトウダイと呼ばれる。
刺身でも食べられる。
フランス料理ではサンピエール(Saint pierre)ムニエルが有名。
大きな口で他の魚を一飲み。
背ビレが鶏のトサカのように伸びる。
横から見ると大きいが正面から見るととても薄っぺら。