警戒心強いクダゴンベとチンアナゴの黒丸

ダイバーに人気のクダゴンベ

網目模様のクダゴンベ

岩陰を覗くと赤いソフトコーラルの上にちょこんと座った一匹の小さな魚。

クダゴンベ
クダゴンベ

口は突き出て細長く、体には赤の網目模様。

人気者の魚、クダゴンベ( longnose hawk fish )。

恥ずかしがり屋のクダゴンベ

クダゴンベ02
クダゴンベ02

恥ずかしがり屋の魚、すぐ隠れてしまう。

このクダゴンベもシャッターを切ったとたんにサンゴの間に消えてしまった。

英語では hawk fish 、つまり鷹のような魚。

英名の理由はコチラで紹介 ⇒

チンアナゴの黒丸と肛門

砂地にニョロニョロ

深度24m、壁の上にあがると白く広がる砂地。

静かに止まって見渡す。

すると砂地の中からニョロニョロ出てくるものが。

太さはボールペン程、白地に黒い点がある。

チンアナゴ

これも人気者、チンアナゴ( spotted garden eel )。

チンアナゴ
チンアナゴ

ガーデンイールと言った方が解かるかもしれない。

ガーデンイールの仲間は外敵から身を守るため砂地に隠れている小型のアナゴ。

外敵がいなければ穴から顔を出し周囲を偵察。

安全の確認ができると体をニョロニョロだしてエサを捜す。

エサはプランクトン

エサは流れにのってくる小さな浮遊物。

いつも流れに向って頭を持ち上げている。

穴から出した上半身をユラユラを揺らしながらエサを捜す。

長さは40cm前後、適応水温23℃以上、南の暖かい海が生息地。

ガーデンイルが棲んでいる場所は深度10~40m、水底に棲むための柔らかい砂地がある場所。

更に流れがありプランクトンが摂餌できること。

ほとんどのガーデンイールは一匹だけではなく群生していることが多い。

臆病なので外敵の気配を感じると直ぐに砂地に隠れる。

Be quiet !チンアナゴ

水底で膝立になり、手の動きを止めて、息を吐くのも静かに少しづつ、出来るだけプレッシャーを与えないよに気を配る。

少しの間一切の動きを止めてに静かに待期。

すると砂地から出てくる。

目の下に大きな黒点が目立つ。

チンアナゴの肛門を隠す5つ目の黒点

下側にもう一つ大きな黒点がある。

チンアナゴ02
チンアナゴ02

更にもっと全体が出てくると腹の真ん中に黒点がある。

チンアナゴの肛門はこの5つ目の黒点の中にある。

東京都押上にあるスカイツリーにある「すみだ水族館」にこのチンアナゴが飼育されている。

そこにはチンアナゴの肛門とお腹の黒点についての解説がある。

ダイビングではそこまで長く伸びたチンアナゴを見た事がない。

肛門を隠す5つ目の黒点。