包丁を選ぶなら何がいい?ハガネ?ステンレス?

家庭で使うなら三徳か牛刀

包丁の種類が多すぎる

包丁を選ぶならどんな包丁が良いのか?

包丁の種類が多すぎる。

種類の違う包丁、大きさの違う包丁、材質が違う包丁。

一般に家庭で使う包丁なら何がいい?

魚を切るなら出刃包丁と刺身包丁。

果物を切るならペティナイフ。

野菜を切るなら菜切り包丁。

肉を切るなら牛刀。

パンを切るならパン切り包丁。

蕎麦を切るなら蕎麦切り包丁。

プロの職人なら切る材料によって包丁を使い分ける。

では一般家庭で1本だけ包丁を選ぶなら何がいい?

三徳包丁か牛刀

答えは三徳包丁か刃長18~20cm位の牛刀が使いやすい。

三徳包丁は牛刀と菜切り包丁の中間のような包丁。

魚も肉も野菜も全て1本で切る家庭用包丁のデザイン。

包丁3種の材質

一般的に値段に相応した切れ味。

材質は何を選ぶ?

1,切れる。
2,錆びない。
3,手入れが楽。
4,研がなくてよい。

の4つを基準に考えてみる。

材質を大きく分けると3つ。

鋼(ハガネ)、ステンレス、セラミック

他に2種類。

ハガネ三層鋼というハガネを錆びにくいステンレスで挟んだ鋼材、刃先は錆びる。

と、ステンレス三層鋼という硬いステンレスを柔らかいステンレスで挟んだ鋼材。

だがこの2種類は今は考えず、ハガネ、ステンレス、セラミックだけで考える。

ハガネ

切れ味が良い。

硬いハガネほど切れ味が良いが欠けやすい。

柔らかいハガネだと切れ味の良い時間が短い。

砥石で研ぐことで切れ味が良くなる。

錆びやすく、手入れが必要。

ステンレス

ステンレスは鉄にクローム(Cr)を10.5%以上含有した鋼材。

こうすることで Stain (錆び) less (にくい)鋼材になる。

錆びない訳ではない。

ハガネよりも柔らかいため切れ味が劣る。

近年はモリブデンやバナジウム、コバルトなどを複合することにより強度と粘り強さと消耗耐性が高上。

硬いステンレスは切れ味は良いが一般的に研ぐのが難しくメーカー任せになる。

錆びにくく手入れは楽。

切れ味の良いステンレス包丁は高額。

セラミック

切れ味は3つの中で一番よくない。

錆びない。

研げない。

刃が折れることがある。

セラミックは手間がかからないが鋭利な切れ味を期待できない。

包丁を選ぶなら高質ステンレス

手入れの出来ない人は高質ステンレス包丁

切れ味の点からセラミックのチョイスは考えられない。

切れ味から考えればハガネ。

けれど研がなければ錆びる。

手入れが出来ないなら選びづらい。

選ぶなら錆びづらい衛生的なステンレス包丁。

そのなかでも少し値段が高いが硬質なステンレスが良さそう。

包丁選ぶなら

形は三徳包丁か牛刀。

大きさは刃長18~20cm。

切れる、錆づらく衛生的、研ぐ時はメーカーへ。

燕三条製包丁の藤次郎のDPコバルト合金ステンレス

値段も手頃。