ニョロニョロのチンアナゴと体が透けて骨まで見えるスカシテンジクダイ
すみだ水族館で有名になったチンアナゴ
黒いドットのニョロニョロ
真っ白い砂地を進めば水底からニョロニョロ。
白地に黒いドット柄。
東京スカイツリーにあるすみだ水族館でチンアナゴが有名になった。
チンアナゴはガーデンイールの一種
水底の砂穴から上半身を出し頭を持ち上げてプランクトンを捕食する細いアナゴの仲間の総称はガーデンイール。
他にもゼブラアナゴ、シンジュアナゴ、アキアナゴなどがいる。
側に寄ればモグラ叩きのように引っ込んでしまう。
チンアナゴの全身
出る時は60cm以上半身をさらす。
みな同じエサが流れてくる方向を向く。
ガーデンイールの天敵
外敵が近づくと砂地に潜るガーデンイールにも天敵がいる。
ガーデンイールの天敵はウミヘビ。
小さな頭のウミヘビはガーデンイールの穴に頭を突っ込み卵などを食べる。
スカシテンジクダイの群れるマスダ岩
岩が棲家のスカシテンジクダイ
スカシテンジクダイの群れはオオイソバナや隙間のある岩を棲家とする。
岩から離れることはない。
岩から離れることは死を意味する。
小さな体で大きな群れを作る。
何万匹いるのか?
数えることができない。
透ける体のスカシテンジクダイ
体は半スケルトン。
骨まで見える。
光っているのは内臓の外套膜、銀色で反射する。
フイッシュイーターに人気のスカシテンジクダイ
多くの魚の捕食対象。
一緒に棲むクロハタ、ユカタハタ、バラハタにも食べられる。
アカヒメジやオジサンにも追いかけられ、回遊してくるカスミアジ、ナンヨウカイワリ、イケガツオにも襲われる。
この海ではイワシのようにスカシテンジクダイを捕食、小さくて、柔らかく、群れでいるのでエサになる。
食べ尽くされないスカシテンジクダイ
ただイワシと違い隠れ家を持つのでスカシテンジクダイ全ては食い尽くされない。
スカシテンジクダイはネンブツダイと同じように卵を口の中で育てる。
捕食された分は産卵して増やす。
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