ケラマのエンジェルフイッシュ3種類
サザナミヤッコ
エンジェルフイッシュ
大型のエンジェルフイッシュ。
日本での呼び名はヤッコ。
サザナミヤッコは日本を代表するヤッコの1種類。
嬉しくなる魚
用心深くなかなか側に寄れない。
近寄ろうとすれば直ぐ逃げてしまう。
サザナミヤッコを見るとほっとする。
良い海に来た。
暖かい海に潜ってる。
そんな確信をする魚がサザナミヤッコ。
伊豆半島、三浦半島、房総半島ではほとんど見ることがない。
サザナミヤッコの色模様
体の縁を彩るブルーラインが目をひく。
アイシャドーまでブルーライン。
名前の言われは体側に浮かぶさざなみ模様。
細かいさざなみ模様は成魚のしるし。
幼魚はまったく違う。
真っ黒の体に白と青の線が入る。
今回は見られなかった。
貴賓を感じるタテジマキンチャクダイ
タテジマキンチャクダイはエンジェルフイッシュの皇帝
英語の名前は Emperor angelfish 、エンジェルフイッシュの中の皇帝。
日本を代表するエンジェルフイッシュ2種目はタテジマキンチャクダイ。
名前にタイがつくがタイではない。
サザナミヤッコと同じヤッコの仲間。
サザナミヤッコより色取りが派手。
タテジマキンチャクダイの色合い
本体の基本はブルー、細いイエローラインがエラから尾に向けて何本も入る。
尾ビレはイエロー。
背ビレの後端もイエロー。
この派手な色と柄は何のためか?
警戒心強く近寄れない
タテジマキンチャクダイも警戒心強くなかなか側に寄れない。
サザナミヤッコと同じ、そばに寄ろうとすれば直ぐに逃げてしまう。
ケラマではサザナミヤッコより多く見られる。
外敵がいなければ悠々と泳ぐ。
敵が近づけばテーブルサンゴの下や岩の隙間に隠れる。
影に隠れてこちらの様子を伺う。
おしゃれなマスク
顔は紺色の帯で覆われる。
帯の両側はスカイブルー。
快傑ゾロやルチャリブレのマスクを想い出す。
子供はウズマキ君
親と子供はまったく色模様が違う。
本体は真っ黒な魚体。
白線 ⇒ 青線 ⇒ スカイブルー線 ⇒ 青線 ⇒ 白線の順で広がる円。
タテジマキンチャクダイの子供はこの模様ゆえウズマキ君と呼ばれる。
似ているサザナミヤッコの子供
サザナミヤッコの子供も似た色彩をしている。
違うところはカラフルな線が円ではなく曲線。
タテジマキンチャクダイの子供のようにまん丸にはならない。
6本線の大型ロクセンヤッコ
ロクセンヤッコの色柄
大型のエンジェルフイッシュ、ロクセンヤッコ。
名前の通り体側に6本の黒い線がある。
基本の色はブルーに黄色いネット柄、そして黒の6本の太い線。
顔は黒く、ヒレの縁はスカイブルーで囲まれる。
頭から目の後ろに白い線。
尾ビレと背ビレ尻ビレ後部にスカイブルーの細かな点々模様。
ロクセンヤッコの特徴
サザナミヤッコとタテジマキンチャクダイに比べると一回り大きくなる。
サザナミヤッコとタテジマキンチャクダイは縄張り意識が強く、単体でいることが多い。
ロクセンヤッコは2匹つがいで泳ぐ姿をよく目にする。
3種類のエンジェルフイッシュはケラマの海で普通に生息している。